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【Web3インタビュー】株式会社クリプトリエ CEO 手塚様|多様なNFTマーケティングを提案する「MintMonster(ミントモンスター)」の魅力

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豊富な経営経験を持つメンバーが集結し創業された『株式会社クリプトリエ』は、『ビジネスにWeb3の選択肢』を提供することをミッションに掲げるWeb3ソリューションを提供する企業です。

先日リリースされたプラットフォーム「MintMonster(ミントモンスター)」と『株式会社クリプトリエ』の魅力を、CEOである手塚様に伺いました。

目次

株式会社クリプトリエCEO 手塚康夫 様

ーー本日はよろしくお願いします。

ーー早速ですが、手塚様の自己紹介をお願いいたします。

手塚様(以下、手塚と表記)「はい。私は学生時代に、学生ベンチャーや大企業の社内ベンチャーに関わり始めたところからキャリアをスタートさせました。」

手塚「2006年に『株式会社ジェナ』という会社を創業し、15年間経営しておりました。当時新しい技術であったスマートフォンやタブレット、IoTやAIなどの領域に対して、コンサル、受託開発やBtoB向けのSaaSサービスの提供を行っていました。」

手塚「その後、2021年に『ジェナ』をM&Aで売却し、次はどういった領域で新たなビジネスにチャレンジをしようか考えておりました。そんな折に、NFTのデジタルアートがオークションで数十億円で落札されたということを目にして、Web3の世界に興味を持ちました。」

手塚「私は『新しいテクノロジーをどうすれば多くの人に使ってもらえるか』を考えるのが大好きなので、NFTやWeb3の技術は素晴らしいと思い、『株式会社クリプトリエ』を創業いたしました。」

手塚「『ジェナ』を経営していた頃から、5年間隔で新しいテクノロジーが生まれて普及していると感じています。2010年頃にスマートフォンが流行し、その5年後にAIやIoT、そしてさらにその5年後である2020年頃からWeb3が出始めています。」

手塚「今回は、Web3がブレイクスルー、転換点になると思い、『株式会社クリプトリエ』で事業を行っております。」

ーーありがとうございます。Web3には『クリプトリエ』創業以前より関わりをお持ちだったのでしょうか?

手塚「はい。2021年に『Too Digital Marketplace』という会社をTooという会社と共同出資で立ち上げまして、そちらでNFTビジネスには既に関わっていました。」

https://dmp.too.co.jp

『ビジネスにWeb3を』 株式会社クリプトリエの挑戦

ーー『株式会社クリプトリエ』で目指していることをお伺いできますでしょうか?

手塚「はい。会社として『ビジネスにWeb3という選択肢を』というミッションを掲げております。」

手塚「Web3はまだ出てきて間もない技術ですので、こういった活用法がある、といったユースケースがまだ世の中に少ない状態です。」

手塚「例えば生成AIの場合、過去10年や20年間、AIがビジネスにどう使えるかということを企業の方も考えていらしたので、活用方法の選択肢がたくさん思い浮かぶと思います。」

手塚「ですがWeb3では、『何をやればいいかわからない』『どうやっていいかわからない』『やりたいけれどできない』といったニーズがあります。それを我々が解決したいと思っています。」

手塚Web3を活用したビジネスの選択肢を、全ての企業様に持ってもらいたいです。Webを活用した手段で、ビジネスをより良くしていける未来を作りたい想いでいます。」

ーーありがとうございます。地に足を着けたところから、Web3を使うためのご提案をされている印象です。

手塚「そうですね。やはり企業として取り組むことには永続性が必要ですし、コアとなる事業に対して貢献できるところがないと、資金の投資もできません。」

手塚『永続性があり、事業にも貢献できるモデル』をWeb3で作っていくための提案を行うことが、我々のミッションだと捉えています。」

ーーとても素敵な事業だと思いました。

MintMonster(ミントモンスター)|NFTをビジネスに活用するためのプラットフォーム  

ーー今回リリースされた『MintMonster(ミントモンスター)』について教えてください。

手塚MintMonster(ミントモンスター)は、NFTをビジネスに活用するためのプロダクトです。」

手塚「リリースに至った背景として、2030年には10億人が暗号資産を利用しており、2027年には市場が20倍に成長するという予測があります。また、日本政府も積極的にWeb3を推進していく方針です。」

手塚『Web3を事業で活用したい』という事業者様も非常に多いですが、自社トークンの発行などはハードルが高いため、現状ではNFTが一番活用しやすく、またお客様からの活用ニーズも高いです。そのため我々は、NFTマーケティング領域でのご提案を行いたいと思っています。」

手塚「NFTを販売して収益を上げるような形態ではなく、自社のサービスや商品のプロモーションを目的にNFTを配布していくような施策をご支援するために、MintMonster(ミントモンスター)をリリースしました。」

成果を出すことを目的にした、ワンストップ型プラットフォーム

手塚「我々は、企業が新しい技術に取り組む際に投資をする以上は、必ず成果を出さなければいけないと考えています。MintMonster(ミントモンスター)はその考えに即し作成した、ワンストップ型のプラットフォームです。」

手塚「NFTをビジネスで活用する際には、企業として暗号資産の保有を行うことや、ユーザーさんにウォレットを作成・管理してもらうことが必要です。また、NFTの配布だけでは成果が出ない場合もあるので、配布後の活用も考える必要があります。」

手塚「更に、新規のお客様の獲得やLTV(顧客生涯価値)を上げること、施策データを分析して効果測定をすることなども必要です。」

手塚「我々のプラットフォーム(MintMonster)では、こういったことを全てワンストップで実現でき、事業の成果を出すことができます。」

手塚「NFTを配布するサービスは多くありますが、MintMonster(ミントモンスター)は『何を目的に活用するか』が定義されていることが特徴です。」

活用事例|御朱印とクーポンのNFTを配布

ーー実際の導入例をご紹介いただけますでしょうか?

手塚「はい。先行事例を一つご紹介します。三重県の明和町にある竹神社さんが、御朱印をNFTとしてユーザーさんに提供されています。」

手塚「さらに、御朱印を購入された方に近隣のお店のクーポンNFTを配布することによって、近隣へのアクセス人口を増やし、地域活性化にも貢献されています。」

手塚「先ほどお話した、『配布後にどう活用し、成果を上げるか』という点で、クーポンを活用するというのは非常にわかりやすい例です。」

手塚「クーポンはユーザーさんにメリットがありますし、竹神社さん側にも、地域の活性化を促進できるメリットがあります。」

手塚「この事例のように、『配布から活用まで』をサポートできることがMintMonster(ミントモンスター)の特徴の一つです。」

ーーありがとうございます。ワンストップでお手伝いをされていることが魅力的です。

ウォレットがなくてもNFTの配布と受取が可能

ーー先ほど、ウォレットがなくてもNFTを集められるというお話があったかと思いますが、クーポンの配布や受取の仕組みに関しても御社が提供をされているのでしょうか?

手塚「はい。企業様やユーザーさんにとって負担が少なく、手軽であることが重要だと思います。MinitMonster(ミントモンスター)では、QRコードやNFCタグがあれば、NFTやクーポン(NFT)の配布が可能です。」

手塚「ユーザーさんは、メールアドレスやSNSアカウントを持っているだけでウォレットが作成され、NFTを獲得できますので、大変なウォレット管理は必要ありません。」

ーーNFTに関してあまりわからない、という方でも利用できそうなことが魅力的です。

手塚「ありがとうございます。例えば、会場にQRコードを設置し、ユーザーさんがメールアドレスでウォレット作成をしてログインすることで、NFTを受け取ることができます。このようにシンプルにNFTを配布、受取できるような仕組みになっています。」

多様な活用機能を搭載

手塚「ユーザーさんに価値を与えつつも、ビジネス上で成果を出すことが重要です。クーポンNFTに関しても、発行するだけでなく、『クーポンを使ったことを管理者の方が把握できる』仕組みも提供しています。」

手塚「他にも『特定のNFTを持っている人だけがアクセスできる、限定コンテンツや会員サービス』なども設定できます。」

手塚「例えば、『特定のイベントに来てくれた人だけがアクセスできる動画コンテンツを配布する』『スタンプラリーにNFTを活用し、コンプリートすると特典がもらえる』、といった使い方も可能です。」

自由度の高いユーテリティ設計

ーークーポンNFTを発行できるということですが、オンチェーンでクーポンを発行することについて、企業側にはどういったメリットがあるのかをお聞かせください。

手塚「クーポンはあくまでも利用例の一つです。クーポンだけでなく、例えばチケットとしても使うこともできます。色々なユーティリティを付加することが可能で、拡張性の高さにMintMonster(ミントモンスター)のメリットがあります。」

手塚「NFTに価値をつけて、ユーザーさんに良い体験をしてもらうと同時に、事業者様側もプラスになるような、自由なユーティリティの設計が可能です。」

ーー色々なことができるのですね。そのような発展した使い方は、ご相談もできるのでしょうか?

手塚「はい。柔軟に対応させていただきたいと思っています。SaaS型で提供しているサービスではありますが、カスタマイズ方法のご提供も可能です。」

ーーありがとうございます。『ビジネスにWeb3の選択肢を作る』ことに一貫されていますね。

『ミッション』機能|Web2とWeb3の融合でユーザーと接点を作る

手塚「活用機能のもう一つの例として『ミッション』という機能があります。これは、NFTを配布するときに、ユーザーさんにアクションを促せる機能です。」

手塚「具体的には、メールアドレスの登録、SNSのフォロー、特定の投稿のリポスト(リツイート)、アンケートに回答してもらう、といったことができます。」

手塚「あまりWeb3らしくない機能ですが、あえて取り入れています。Web3の取り組みだけだと、ユーザーさんとの接点を得られないことが多いためです。」

手塚「クーポンNFTなどを活用してユーザーさんに価値提供を行いながら、事業者様は『ミッション』を活用してユーザーさんの情報を集めることができます。Web2とWeb3の融合により成果を出せることがポイントです。」

ーーありがとうございます。MintMonster(ミントモンスター)のサービス内容について理解が進みました。

自社商品やサービスをプロモーションしたい方におすすめ

ーーMintMonster(ミントモンスター)はどのような方におすすめできるのでしょうか?

手塚「自社商品やサービスを既に持っていて、それをプロモーションしたい会社様におすすめです。また、先ほどの竹神社さんのように、イベントや観光などで、特定の場所を活性化させたい方に非常に向いていると思います。」

ーー具体的にどのように利用をすれば良いのでしょうか?

手塚「やはりNFTの配布から始めたい会社様が多いようですので、参加するイベントへの誘導や、店舗への来店誘導という形で、来場者の方にNFTを配布することなどが可能です。」

手塚「また、商品を買っていただいた方にNFTを配布する方法などもあります。実店舗でもオンライン店舗でも可能です。」

ーーありがとうございます。MintMonster(ミントモンスター)を利用する具体的なイメージができました。

月額料金|5万円〜手軽な試用が可能

ーーMintMonster(ミントモンスター)のポイントが他にもあれば教えてください。

手塚月額料金が5万円からになっていますので、月額定額のSaaSモデルであり、非常に導入ハードルが低いです。パッケージ型で全て完結できますので、簡単にお試しいただけます。」

今後の事業ビジョンPoC(概念実証)を多くの企業に提供する

ーー事業における今後のビジョンがあれば教えてください。

手塚「MintMonster(ミントモンスター)は月額5万円から導入できるとお話しましたが、今後も今後も導入しやすいサービスづくりを行い、3年間で500社程に活用していただけるようになりたい、と目標を立てております。」

手塚「その背景として、まずは1社でも多くの会社様に使っていただき、体験していただきたいという想いがあります。」

手塚「最初から最大限に機能を活用することは難しいこともあるかと思います。そこで、まずは試しにNFTの配布を行ってみて、次はどう成果を出すか考えていく、といったように、PoC(概念実証)を多くの企業様にしていただけることを、当面の目標にしています。」

企業カルチャー経験豊富なメンバーが手堅く成果を出す

ーー御社の組織体制についてお伺いできますでしょうか?

手塚「はい。Web3業界では若い方が活躍されていることが多いですが、弊社の経営は一度起業やイグジット(株式を売却し、投資した資金を回収すること)をしたメンバーが行なっておりますので、非常に手堅いことが特徴です。」

手塚「また、Web3業界には『グローバルな展開が必要』といった風潮もあるのですが、国の法律や税制は各々で全く異なります。そこで、我々はまず日本に即したものを普及させ、国内でトップシェアを取ることを目指したいと思っています。」

手塚「それを実現するにあたって、我々はSaaS事業の経営経験者ですので、セオリーを理解できていることが強みです。例えると、強くてニューゲームをやっているような感じです。」

手塚「ゲームにはバグが存在していたり、途中から急にストーリーが転換したりということがありますが、経営についてもそれは同じです。そういったイレギュラーへの対応にも慣れていることが我々の強みです。」

ーーありがとうございます。コアメンバーの方は、具体的にどのような方がいらっしゃるのでしょうか?

手塚「経営チームには、『株式会社ジェナ』の共同創業者である鈴木という者がおります。『ジェナ』でクリエイティブ責任者と受託事業責任者に就任していた者です。」

手塚「早瀬は、2019年から『ジェナ』の管理部門責任者を行っていた者です。その早瀬と前職から繋がりのある山口は、スタートアップ企業で開発の執行役員を行っていました。」

手塚事業を一度やりきったことのあるメンバーが集まっていることが特徴です。」

ーー企業カルチャーについてもお伺いできればと思います。

手塚「自分たちの好きなこと(Web3)を好きな人たち同士で行い、成果を皆で共有する社風です。Web3事業を人柄重視で行っています。」

手塚「ベンチャーやスタートアップ企業はVC(ベンチャーキャピタル)から出資を受け、数年以内にIPO(新規上場株式)しなければならないので、急成長が必須なことも多いです。」

手塚「しかし、IPOのために無理な経営を行うと、組織や事業の崩壊を招く事態になりかねないこともあるので、弊社ではそういったことは避けるべきだという方針でいます。」

手塚「一方で、好きなことを好きな人と行うだけならば、会社である必要がないと思いますので、我々が事業経験者であることを活かして、成果はしっかりと出すつもりです。」

手塚「そのために、事業は長期戦で行う計画を立てています。」

ーーWeb3事業は長期戦になる傾向がありますよね。

手塚「はい。基本的には5年や10年かけて進化していくものだと思います。ただ、5年や10年間全く成果が出ないと、企業自体が継続できなくなるので、必要な成果はしっかりと出していきます。」

手塚「まとめると、成果はしっかり出しますが、IPOを目指すことだけが企業の意義ではないという方針ですので、長期的に適切なスピードで成長をしていきたいと思っています。」

Web3の魅力グローバルに対応する衝撃的な技術の登場

ーー手塚様が考えるWeb3テクノロジーの魅力について、改めて伺えますでしょうか?

手塚「一番最初に感動したのは、これまで価値を与えることが難しかったデジタルデータに価値を与えられるようになったことです。」

手塚「それまでは、インターネット上では誰でもダウンロードやコピーをし放題で、『デジタルアートに価値を与えることは難しい』ことが常識でした。」

手塚「しかし、ブロックチェーンやNFT技術により、デジタルデータに唯一性を持たせ、経済的価値や資産性を持たせられるようになりました。その登場を間近で見れたことに感動しました。」

ーーブロックチェーンやNFT技術は、これまでのものとは異なるということを明確に感じられたのですね。

手塚「そうですね。グローバルで共通のテクノロジー規格であることも含めて衝撃的でした。それにより、取引も世界中で簡単に行えるようになりますからね。」

ーー確かに、グローバルな企画であることもNFTの素晴らしいポイントの一つですね。

読者へのメッセージNFTマーケティングの共創を

ーー最後に、読者の方にメッセージがあればお願いします。

手塚「NFTのビジネス活用は、2024年以降急速に拡大すると予測できます。私たちの関心は、NFTをビジネスに活用したい企業様に対し、ハードルを最小限に抑えつつも、挑戦の機会を提供させていただくことです。」

手塚「それと同時に、NFTマーケティングの普及も目指しておりますので、一緒に取り組んでくださる事業者の方を歓迎いたします。ご参加いただける方を心よりお待ちしています。」

ーー本日はありがとうございました。

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この記事の監修者

Web3とメタバースのインタビューメディア「GAMEMO(ガメモ)」のライティングチームが執筆しております。

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