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【Web3転職インタビュー】SingulaNet 株式会社 | Web3事業開発のアセットを活用した大手とのビジネスアライアンスの担当者、Web3顧問を募集!

目次

SingulaNet 株式会社|CEO 町 浩二さん

2019年6月、大竹祐貴氏、 加藤隆哉氏と共にSingulaNet 株式会社を設立。ブロックチェーンを活用したエンタープライズ向けのBaaS(Blockchain as a Service)の提供や、ハイセキュリティかつ高性能なブロックチェーンのインフラ研究開発を行う。

また、メディア・コンテンツ業界DX推進コンソーシアム団体「Japan Contents Blockchain Initiative(JCBI)の加盟企業として活動。2021年4月、JCBIで共同運営するパブリック型ブロックチェーンを活用しNFTの信頼性を監査するソリューションを開発。次世代のデジタルコンテンツの管理に関する特許等の知財開発などにより、ブロックチェーン×WEBメディアビジネスの拡張にも貢献。

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ブロックチェーンを活用したデジタルコンテンツビジネスにより、「新しい産業をつくりたい」

──まず始めに、SingulaNetが今取り組んでいる事業概要について教えてください。

Singulanetでは、Web3、特にNFTを使ったデジタルコンテンツにより、マスアダプションに向けた社会実装に取り組んでいます。我々がパブリッシャーとしてコンテンツ発信するというよりは、パブリッシャーになる企業様が新規ビジネスとしてWeb3コンテンツの発行業を始めるというケースが増えていますので、そのような企業様に対してテクノロジーサービスを提供しています。

さらに、Web3のビジネス企画からシステム導入までの前段階において、相談役として入るということも行っています。これについてはお金をもらって行うこともあれば、営業ベースでディスカッションに参加する場合もあります。ビジネスモデルとしては、B to B to Cという形で、基本的には企業様に対してサービスを提供し、その先に個人のお客様がいるというイメージです。

──主にWeb3で新規事業を始められる企業様に対して、ブロックチェーンサービスの開発や相談サポートをされているのですね。SingulaNetは2019年というかなり早い時期からWeb3での事業を展開されていたと思いますが、なぜWeb3に着目されたのでしょうか?

僕は元々外資系のコンサルタントをしており、海外のモデルをベストプラクティスとして日本へ適応させるということをしていました。そして今僕がやりたいことは、日本でプラットフォーム又はインフラをつくり、それをグローバルに使っていただけるようにすることを目指しています。

そのためにはブロックチェーン技術を活用することで実現できると思っており、僕らの周辺の人たちが世界の最先端に行けるようなものをつくりたいと考えています。次の世代のインフラができ始める時に、我々が良いと思って開発をしたものが普及した結果、それがコミュニティにとって良いものになるだろうなという思いで取り組んでいます。大きな会社でドーンとやるのではなく、新しい技術サービスをDAO型で皆んなでクイックにやっていきたいと思っています。

──Web3に参入されたきっかけは前職でのご経験がきっかけだったのですね。確かにWeb3市場はまだ発展過程にあり、グローバル目線でも大きなチャンスがありそうですね。

2015年頃から自分の専門性が世界に通用にするようなところまで持っていかなければ、今後厳しくなると感じていました。それは自分が外資系コンサルタントとして、海外のモデルを日本に持ってくるということをやっていたからでもあります。ビジネスをやる時は、新しい産業をつくるという考えが大切であり、そのためにはテクノロジーを使って世界で最先端のことをしないといけないと思っています。

また、今後の日本経済が縮小傾向にあることは自明であり、スマッシュヒットの小さいビジネスをやるのではなく、大きなビジネスをやりたいと思っていました。2015年頃にビッグデータやブロックチェーン、オープンAPIなどが話題になり始めた時に、ビッグデータは先駆者の企業には勝てないと思いました。

しかし、ブロックチェーンなら自分とも相性が良く世界と勝負できると思い、新しい産業としてゼロベースでスタートした時にグローバルでセンターに行けるという可能性を感じました。

「Web3をマスアダプションさせるために流行ることをやり、みんなが本当に欲しいものを提供したい」

──今後の事業展開としてこれから力を入れて取り組んでいきたいことはありますか?

今後はこれまでやってこなかった「Web3を流行らせること」をやり、マスアダプションの課題に取り組んでいきたいと考えています。

SingulaNetではこれまで村社会的に一回バズればいいということや、バズワード的に流行ればいいということはやって来なかったんですよね。逆に言えば、流行ることをやっていないことが僕らの課題でもあります。一周回ってマスアダプションさせるためには、もっとブロックチェーンやNFTなどを流行らせないといけないと思っています。

ゲームに関しても、元々GameFiは全部ポンジスキームだと去年くらいから言われていました。しかし多くの人はそれをやっており、そこからマスアダプションが始まると思っています。なので今後は、そのような流行らせるためのことをやっていきたいです。

──確かにWeb3をもっと普及させるためには、多くの人の注目を集めることが必要ですね。具体的に今SingulaNetが新しく取り組もうとされていることはどんなことでしょうか?

具体的には、日本のデジタルコンテンツを分散型でグローバルに売っていきたいと考えています。NFTをマスアダプションするためには、みんなが一緒にやりたいと思うことや、共有したいと思うような機能が必要です。今のNFTは、投資的に儲かるという要素以上のものが少ないのが現状です。

これまで僕らは逆にトークンは発行せず、NFTだけで本当に価値が出るのかということを3年くらい実験的にやってきました。その結果、トレーディングカードと同じで人気が出て価値がつくものはごく一部であり、社会全体に対して重要なものにはなっていないんですよね。

そう考えると、今マスアダプションするために必要なことは、みんなが本当に欲しいものを提供することだと考えています。

──なるほど、とても興味深いですね。ブロックチェーンを活用したサービスは最近色々出てきていますが、SingulaNetが考えている「みんなが本当に欲しいもの」とはどのようなイメージでしょうか?

例えば、1990年代にCDを知らない人が多い中で、100万枚売れたという状況があったと思います。それはみんなが本当に欲しいものをちゃんと「音楽」として提供したことや、みんなでそれを共有しながらコミュニケーションができる「カラオケ」が生まれたからなんですよね。

このように、NFTなどをマスアダプションさせるためには、Web3的に利害を一致させ、それに賛同してもらえる人たちに本業のビジネスだけでなく、トークンアロケーションによってDAO型で皆んながいい思いができる仕組みを作りたいと思っています。

具体的には、NFTだけでなくトークンと組み合わせた形で価値がつくしくみをつくりたいと考えており、今、Sanpō-Blockchainで新しいトークンを作っています。このトークンの発行主体はサンポーアソシエーションになるのですが、我々は技術面で関わりながら、Web3らしいNFTビジネスとして、これを2年くらいかけて愚直にやっていきたいと考えています。

Sanpō-Blockchainについてはこちら
サンポーアソシエーションについてはこちら

SingulaNetのエンジニアチームとパートナー企業による共同開発体制

──SingulaNetでのブロックチェーン開発などは、どのような組織体制やチームメンバーで取り組まれているのでしょうか?

SingulaNetのメンバーは、業務委託も含めて10人います(2023年5月時点)。僕を含めて、全員が技術者です。メンバーにはWeb3が得意な人や、フロントシステムが得意な人、サーバーサイドが得意な人などがおり、全員技術者としての役割を担っています。また、各メンバーは元々案件をきっかけに出会った方々です。

──全員がエンジニアなのですね。働き方としては各メンバーはどのように動いているのでしょうか?

各メンバーの動き方は、まず僕がお客さん候補の方と会い、相談にのってPMとして要件定義までを行なっています。その後、設計以降の実装からリリースまでは実装責任者に渡してやってもらっています。

商流の99%は東京であり、コアな業務は東京のメンバーで行っていますが、そこから先は分散しており大阪と大分に協力会社様がいます。それぞれの協力会社では、3〜4人くらいが常時稼働し、開発者として協力いただいています。基本的には僕らがコアな設計を行い、その他は量産体制できるように、協力会社にお願いをするという感じです。

ただ、協力会社のうち1社とフリーランスの方1名は東京にいて、僕らの代替として動いてくださっています。具体的にはリーガルテックの協力会社で、技術者の方と弁護士の方々と普段から仲良くさせていただいています。

──パートナー企業と連携しながらブロックチェーン開発をされているのですね。SingulaNetの会社としての強みはどのようなところでしょうか?

我々はずっと大手企業と事業をやってきており、積み重ねの議論を得意としています。そうしたディスカッションを重ねながら幅広いネットワークを作ってきましたので、我慢強く粘り強いチームであることが強みだと思っています。

また、現在はNFTなどのWeb3の実用性をどう高めていくかというところに取り組んでおり、僕が関わっているチームには弁護士の方も結構多くいます。さらに、JCBI(Japan Contents Blockchain Initiative)の加盟企業でもあるので、社会実装のためにクリアしないといけない基準や、ビジネスを本当に実現するに足元をすくわれないようにしています。

JCBI(Japan Contents Blockchain Initiative)の加盟企業一覧はこちら

【アライアンス担当募集!】Web3ゲーム業界などに参入したい(ゲーム業界に強い人歓迎)

──今後Web3を流行らせることをやりたいとのことですが、今募集されているポジションや人材はどのようなイメージでしょうか?

我々はマーケットインしたいと考えていますので、アライアンス担当をしてくださる方を募集しています。特に、Web3マーケットの約半数を占めているゲーム業界に強い方にぜひ来て欲しいと思っています。

例えば、Web3ゲームの新規プロジェクトを立ち上げたい、もしくは立ち上げようとしており、今まさに技術開発の会社を探しているという企業ニーズなどの情報を持っている方であれば、即仕事になるのでありがたいですね。

──マーケットインするために、アライアンス担当のポジションを特に求められているのですね。他に募集されているポジションがあれば教えて下さい。

もう一つは、ゲーム分野以外でWeb3の新規プロジェクトを立ち上げたいというニーズや、企画段階から一緒に入ってもらいたいというニーズを知っている方にも来て欲しいです。

アライアンス担当として企業を紹介してくださるだけでもありがたいですが、もし可能であれば、要件定義のところのフォローアップや、一緒に親身になって企画を育ててくれるような方であればなお嬉しいです。つまり案件化の確度を高めるための初期の営業を一緒にやってくれる方みたいなイメージです。

──理想として、要件定義まで手伝ってくれるアライアンス担当の方を募集されているのですね。スキル面や一緒に働きたい方の人物像はどのようなイメージでしょうか?

人物像としては、これまで2〜3社の企業顧問をやっており、さらに業務委託などの形で新しいことに挑戦したいという方が一番イメージに近いと思います。年齢的には30代後半以降くらいで一定の色々な経験をしている方や、協会の運営をされている方など、そうしたコンソーシアム業に関わっている方は、いろいろな案件が来ると思うんですよね。

他には大手企業で最近Web3担当になり、自分の会社の案件の発注先を探しているという方ですね。あとは、もし若手であれば投資家として影響力を持っている方ですね。あの人が押すのであればめちゃくちゃ良いと思わせることができるような人であれば、年齢は関係ないと思っています。

SingulaNet 株式会社の町代表から読者へのメッセージ

──最後に、読者へのメッセージをお願いします!

これからWeb3で何かやりたいと思っている方や、Web3で働くポジションを探されている方に伝えたいこととして、SingulaNetは小さい企業から始まり、始めの2年間は赤字でしたが、今は黒字になっています。僕らは一つの事例ですが、これからさらに社会基盤となるようなマスアダプションを今後3年ぐらいかけてやっていきます。

これをワクワクしながらがむしゃらに勉強し、ハードワークできる人や、社会インフラのパラダイムシフトの最先端にいることが楽しいと感じるような感覚の人と一緒に仕事ができると楽しいなと思っています!

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