【Web3転職インタビュー】FRAME00株式会社のエンジニアShubham Kukretiさんへインタビュー |  持続的なクリエイターエコノミーの実現を目指し開発された「DEVプロトコル」

今回は、FRAME00において分散型クリエイターエコノミーを構築する「DEVプロトコル」の開発を行っているエンジニアのShubham Kukretiさんにお話を伺いました。

本記事は、DAOによるクリエイター支援に興味がある方や、Web3の技術を用いて活躍したいクリエイターの方にぜひ読んでいただきたい記事となっています。

目次

FRAME00株式会社 (DEV プロトコル)|エンジニア  Shubham Kukreti(シュバム・ククレティ)さん

Web開発や物理学、宇宙論、ブロックチェーン技術など、幅広いテクノロジーに興味を持ち、​​FRAME00ではフルスタックデベロッパーとして活躍。エンジニアリングの学士プログラムで研究を行いながら、ポリゴン・フェローシップに参加し、多くのハッカソンで受賞。

FRAME00株式会社について

社会に高い価値を提供するクリエイターが適切に評価され、挑戦し続けられる社会の実現を目指し、2015年にCEO 原麻由美氏によって設立。

2018年、CTO aggre氏がジョインし、分散型クリエイターエコノミーを構築する「DEVプロトコル」を開始、それを活用したノーコードDAOツール「Clubs(クラブス)」を2023年公開。「Clubs」を使うことにより、誰でもノーコードで簡単にDAOコミュニティをつくることができ、さらにDAOマネジメントやNFTの発行、ステーキングによる報酬獲得やその分配などの仕組みを簡単に導入可能。

「DEVプロトコル」の開発により、持続的なクリエイターエコノミーの構築を目指し、DeFi を活用したイノベーションと社会価値の創造をサポートし、世界から注目を集めています。


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すべてのイノベーターが評価され、持続的に挑戦できる社会を目指す「FRAME00(フレームダブルオー)」

──まず始めに、FRAME00が今取り組んでいる事業の概要について教えてください。

FRAME00では、分散型クリエイターエコノミーを構築する「DEVプロトコル」およびノーコードDAOツール「Clubs(クラブス)」の開発を行っています。

DEVプロトコルは、FRAME00が独自に開発した分散型クリエイターエコノミーを構築するためのOSSのミドルウェアプロトコルです。このDAOフレームワークは、独自の認証やトークン、NFT、DeFiを備えたフレームワークとなっており、クリエイターを継続的にサポートすることを目指しています。

具体的には、クリエイターが自身のアセットをトークン化し、ユーザーがステーキングすることができ、その報酬を受け取ることができます。このプロトコルにより、クリエイターが継続的に資金を得て活動できる仕組みを作っています。

──DEVプロトコルはクリエイター支援を行うためのプロトコルとのことですが、どのようなきっかけで開発を始められたのでしょうか?

開発背景は、2015年にファウンダーが国宝を修復する伝統職人と出会い、彼が経済的に適切に評価されていない状況を知り、その解決策として「DEVプロトコル」の開発を始めたことがきっかけです。

このように、特にデジタルの世界にいないハンドクラフトのクリエイターや、様々な伝統的なものづくりを行うクリエイターは社会から過小評価されていることがあります。そこでファウンダーは、このようなクリエイターが経済的に評価される社会を目指し、DEVプロトコルの開発を進めてきました。

DAOを誰でも手軽にできるノーコードDAOツール「Clubs(クラブス)」

──FRAME00が解決したい課題についてもう少し詳しくお聞きしたいのですが、DEVプロトコルや「Clubs(クラブス)」ではどのようにクリエイターサポートができるのでしょうか?

DEVプロトコルを使うことにより、簡単にWeb3の仕組みを取り入れることができます。ここでのWeb3の導入とは、DAO(Decentralized Autonomous Organization)という形のコミュニティづくりを示しています。

DAOを実現するためにはまだ多くの課題がありますが、ユーザーのニーズとして、DAOマネジメントや報酬管理、報酬分配などの適切な仕組みづくりが求められています。そこで私たちはノーコードでできるDAOソリューションとして「Clubs」というツールを2ヶ月前にローンチし、注目されています。

──具体的に「Clubs」はどのような活用ができるのでしょうか?

ノーコードDAOツール「Clubs」を使うことにより、自分オリジナルのDAOコミュニティを簡単に作ることができます。例えば、「Clubs」を活用している人気のDAOコミュニティには、「寺DAO(NFTを活用しお寺の文化財の修復を目指すDAO)」というコミュニティがあります。

このコミュニティには誰でも入ることができ、加入のためのメンバーシップNFTを購入できます。また、そのメンバーシップNFTはステーキングすることができ、クリエイターに持続的な収入となり、メンバーはプロジェクトの一員として活動に貢献することができます。これにより、誰もがお寺の修復を行う伝統職人の活動をサポートでき、ノーコードで簡単にDAOコミュニティを作ることができるようになっています。

・「フレームダブルオー、創業90年の社寺建築の翠雲堂とパートナーシップ、日本初「寺DAO」での地方創生事業を6月6日より開始」の記事はこちら
・「フレームダブルオー、寺DAO初の文化財NFT「天女絵修復プロジェクト」の記事はこちら
・寺DAOコミュニティはこちら


──DAOツール「Clubs(クラブス)」の開発において、特に工夫されている点はどのようなところですか?

「Clubs」はユーザーにとって使いやすいツールを目指しており、ノーコードで利用できる点が大きな特徴です。

「Clubs」には、ステーキング機能や、クリエイターとユーザー(支援者)の両方が報酬を受け取ることができる機能などのプロトコルが備わっています。しかしそれはプログラミングができる人やWeb3に詳しい人であれば使えますが、それ以外のクリエイターにとっては使いづらいものとなっています。

そこで私たちは、どんなクリエイターでも簡単に利用できるようなDAOツールを考え、ノーコードでのDAOソリューションの開発を行ってきました。

──「DEVプロトコル」や「Clubs」のプロダクト開発においては、レイヤー2の活用や、マルチチェーンのインターオペラビリティついても考慮されているのでしょうか?

私たちは、ユーザーニーズに応えるため、レイヤー2であるポリゴンチェーンを利用し、マルチチェーンのインターオペラビリティについても考慮しています。レイヤー2を利用することにより、高いトランザクションコスト(ガス代)を支払う必要がなくなり、クリエイターやユーザーにとっても使いやすいサービスとなっています。

グローバルで活躍する多様性のある「DEVプロトコル」の開発チーム

写真左から aggre氏(CTO)、原 麻由美(CEO)、宮本 麻利子(COO)

──次に、FRAME00の「DEVプロトコル」のチーム構成やメンバーについてお聞きしたいと思います。どのようなチーム体制で活動されているのでしょうか?

チーム構成は、大きく分けて「開発チーム」「ビジネス・オペレーションチーム」に分かれていて、総勢14名です。どのチームも世界中の多様なメンバーで構成されています。まず開発チームはCTOとコアメンバー3名、サポートメンバー2名です。

一方でビジネス・オペレーションチームには、CEO、COOと他4名、さらにサポートメンバーが2名います。会社は日本とスイスにあり、これら全てのチームのオペレーションなどを行っています。

──Shubhamさんは、FRAME00のDEVプロトコルの開発チームではどのようなことをされているのでしょうか?

私はプロダクト開発チームのメンバーとして、主にプロダクトづくりやサポートを行っています。修正が必要なバグの対応や、新しいイノベーションを作るためのアイデアを反映し、プロダクトの開発に取り組んでいます。

しかし、我たちはスタートアップ企業であるため、与えられた役割を超えた業務にも積極的に取り組んでいます。業務内容は色々な選択ができ、私にとってそこも楽しいところでもあります。

──社内の雰囲気やほかのメンバーについても教えてください。

ファウンダーや各チームのリーダーなど、皆さん本当に素晴らしいメンバーです。CEOのMayumiを始め、CTOや他のメンバーは細かなサポートをしてくださり、私のアイデアや意見もいつもしっかりと聞いてくれます。これは私にとって成長できるとても良い環境であり、働く上でとても心強い存在となっています。

──チームメンバーの働き方や雇用形態はどのような体制になっていますか?

チームメンバーは世界中にいるため、ほとんどのメンバーはリモートワークで働いています。雇用形態については、フルタイムの方と業務委託の方がいますが、皆さんフルタイムのように働いています。

──FRAME00のどのようなところに惹かれて入社されたのですか?

FRAME00に入った理由は、この会社のビジョンに強く共感したからです。私はインド出身であり、インドには5000年以上の歴史のある多くの伝統的な古き良きものがありますが、それらを作るクリエイターが過小評価されているところを数多く見てきました。

特に、個人で活動しているクリエイターはサポートを必要としており、これはまさにDEVプロトコルが目指している持続的な方法で実現できると思いました。

私が魅了されたのはこの持続的なクリエイターエコノミーの実現であり、巨大なソフトウェアに依存するのではなく、クリエイターみんなが独創性を持って活躍することができ、さらにそこで得た利益を皆んなでシェアできる環境が必要だと考えています。このような様々な思いが組み合わさり、入社を決意しました。

──FRAME00のDEVプロトコル開発チーム内で大切にされている考え方や、社内カルチャーなどがあれば教えてください。

社内では、すべてのチームメンバーがそれぞれに意見を求めたり、各意見をしっかり考慮して決定する体制になっています。これは日本人特有の文化なのかもしれませんが、私はこれがとても好きです。どんな決定においても自分の意見を必ず言う必要があり、これはとても素敵なことだと思います。

──現在の事業状況や今後の展開などを踏まえ、今後こんな人と一緒に働きたいというイメージはありますか?

好奇心旺盛で、情熱を持って本気で仕事に取り組むことができる方と一緒に働きたいです。これまでの出身企業は関係なく、あらゆる知識を兼ね備えている必要もありません。私のメンターであり、FRAME00のファウンダーのCTOは、私がつまづきそうな時にはいつもサポートしてくださり、解決方法を他のチームメンバーに聞いてくれます。

それが心の支えとなり、どんな状況下でも学びながら前に進み、熱意を持って働くことができます。なので、そのような情熱を持った人とぜひ一緒に働きたいと思っており、私たちのチームにも適していると考えています。

Shubham Kukretiさんから読者へのメッセージ

──最後に、読者の方へ向けてメッセージをお願いします!

FRAME00では、クリエイターへの持続可能なサポートを開発しています。私たちがこれからつくっていくものを一緒に見届けたい人や、開発するプロダクトを試してみたい人、それらのフィードバックをくださる方などがいらっしゃれば、私たちはいつでもお待ちしております!

そして、私たちと同じビジョンを持ち、一緒にプロダクト開発したいという熱い想いを持っている場合は、ディスコードメンバーではなく、チームメンバーとして歓迎します。また、少しでも私たちの活動に協力したいという方は、すべてのコードはオープンソースとなっていますので、そこにアクセスし、改善点などがあれば教えていただけると嬉しいです!

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