TORICOは暗号資産投資事業の一環として、イーサリアム(ETH)を追加取得したと発表した。56.59433ETHを取得し、総取得数量は2,839.0265ETHとなった。
TORICO、ETH追加取得で総取得量2839ETH超に
TORICOが2026年8月25日に発表したETHの追加取得では、24日に56.59433ETHが2,210万528円で取得され、平均取得単価は1ETH当たり39万508円となった。
取得分を含む総取得数量は2,839.0265ETH、総取得価額は12億372万6,595円に達している。平均取得単価は1ETH当たり42万3,993円で、総取得数量にはステーキング収入分などが含まれる。
同社は第11回新株予約権による資金調達を計画的に進め、調達した資金を順次ETHの取得に充当している。取得した資産は、国内大手取引所との連携による安全な保管体制を基盤とし、海外アドバイザーや最新の金融プロトコルを活用して運用を高度化する方針だ。
さらに、2026年8月13日付で「ETH建てヘッジファンドへの出資に関するお知らせ」を公表しており、ETH建てヘッジファンドへの出資を決議したことを明らかにしている。
ステーキングによるインカム獲得に加え、外部の運用ノウハウを活用した運用チャネルを確保し、ETHの継続的な取得と取得済み資産の運用高度化を両輪として推進する考えである。
同社は、ステーキングをはじめとする機動的な運用手法を組み合わせ、暗号資産を収益獲得のための事業用資産として活用する「稼ぐトレジャリー」としてのPER型金融モデル(※)の確立を加速し、中長期的な企業価値の向上を目指すとしている。
※PER型金融モデル:暗号資産を保有するだけでなく、運用によって収益を獲得し、企業価値の向上につなげることを目指すTORICOの構想を指す。
「稼ぐトレジャリー」は収益源の多様化につながるか
暗号資産を事業用資産として運用する考え方は、企業の資産活用の幅を広げる可能性がある。価格上昇だけに依存せず、保有資産から収益を得る手段を組み合わせられれば、新たな収益源の形成につながるかもしれない。
一方で、ETHは市場価格の変動が大きく、保有規模が拡大するほど企業価値への影響も大きくなりうる。運用による収益が得られたとしても、相場下落による資産価値の減少を吸収できるとは限らず、価格変動への対応が重要になると考えられる。
また、外部の運用ノウハウや複数の金融プロトコルを活用するほど、運用機会が広がる一方で、管理すべきリスクも増える可能性がある。
資産管理や運用先の選定を含めたリスク管理が、企業の暗号資産戦略を左右する要素になるだろう。
今後は、ETHをどれだけ保有するかだけでなく、保有資産をどのような方法で運用し、企業価値へ結び付けるかが注目点になりそうだ。
取得と運用を一体化した戦略が、企業による暗号資産活用の一つの形としてどこまで定着するのか注目したい。
TORICO 「イーサリアム(ETH)の追加取得に関するお知らせ」
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