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トレンドマイクロが家族向けAI「Kaleida」発表 プライバシー保護や依存懸念に対応

PlusWeb3 編集部
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2026年8月19日、トレンドマイクロの個人向けブランド「TrendLife」が、家族全員で利用できるAIサービス「TrendLife Kaleida」を発表した。家庭内でのセキュリティやプライバシーなどの懸念に対応する。

家族一人ひとりに専用AIを提供 サイバー脅威から守る5つの機能

「TrendLife Kaleida(カレイダ)」は、1つのアカウントで家族それぞれが専用のAIプロファイル(※)を持ち、互いに連携しながら利用できる新サービスである。現行の多くのツールでは不十分だったセキュリティ、プライバシー、保護者支援機能を標準で備えている点が大きな特徴だ。

背景には、同社が世界6カ国で実施した保護者対象の調査がある。個人情報の漏洩(56%)やAIへの過度な依存(45%)、家族向け機能の不足(24%)など、家庭内での利活用に対する懸念が浮き彫りとなった。こうした課題を解決すべく開発が進められた経緯がある。

同サービスには調査結果を反映した5つの機能が組み込まれた。個別ニーズに応える「ファミリーインテリジェンス」や詐欺対策を行う「セキュリティレイヤー」、個人情報を隠蔽する「プライバシーシールド」を搭載する。さらに、子どもの批判的思考力を養う「ラーニングバディ」や、最適なモデルへ自動で振り分ける「スマートルーティング」も備える。

プランはLite、Standard、Plusの3種類で、最大4名の家族まで利用できるプランは月額1,650円(税込)から提供される。同社の最高コンシューマー事業責任者フランク・クオ氏は、家庭での恩恵と引き換えに懸念される課題へ同時に応えるべく本サービスを開発したと説明している。

※プロファイル:個人の属性や嗜好、設定情報などをまとめたデータのこと。本サービスでは家族一人ひとりのニーズに合わせて独立して動作する仕組みを指す。

安全性とコスト面で高評価も 家庭内ルールの確立が今後の課題

サイバーセキュリティで約40年の実績を持つ同社のセキュリティエンジンが統合されたことで、保護者が抱いていたプライバシー侵害や不適切な情報接触への不安を和らげ、安心してデジタル技術を活用できる環境が整う期待は大きい。

また、1つのサブスクリプション契約で家族4人まで利用でき、複数のAIモデルを自動最適化して活用できる点は、家計の負担や契約管理の手間を大幅に軽減する利点につながると考えられる。

一方で、技術的な安全対策や学習支援モードが提示されるとはいえ、子どもの自立思考や依存防止を定着させるには、家庭内での利用マナーやルール作りが重要になってくるとみられる。ツールへの過剰な依存を避けるためのリテラシー教育は、今後の重要なテーマとなりそうだ。

本サービスは、従来の個別利用型AIから「ファミリー型AI」という新たなカテゴリを切り拓く可能性を秘めている。利便性と安全性を両立したインフラとして、今後の普及が期待される。

トレンドマイクロ プレスリリース

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