【インタビュー】Web3版履歴書「Desume」｜自分らしい生き方を実現しよう

今回は、株式会社プロタゴニスト 代表取締役の吉田さんにインタビューを行い、今取り組んでいるWeb3版履歴書「Desume」のサービスについて詳しく聞いていきます。

・オンチェーンを活用したWeb3履歴書「Desume」とは？
・どのように活用できるのか？
・どのように誕生したのか？
・今後の「Desume」の活用展開は？

このあたりについて、インタビューにより深掘りしていきます。

株式会社プロタゴニスト 代表取締役　吉田 将人 さん

株式会社プロタゴニストについて

・2020年3月、ベンチャーキャピタルやファンド出身者を中心に設立。
・スタートアップを中心としたHRサポートを展開。
・SSIの理念をもとに、現在はWEB3×HRをテーマにサービス開発及びクライアント支援を実施。

—- まずはじめに、会社のミッションとビジョンを教えてください。

株式会社プロタゴニストでは、「好きを価値にできる社会へ」というミッションのもと、「Desume」をはじめとしたオンチェーンのサービス開発などを行っています。

そして弊社のビジョンとしては、日常生活でのありのままの行動に価値をつけ、自分らしく生きる人を増やすというビジョンを目指しています。

Web3 版履歴書「Desume」とは

—– 今、吉田代表が取り組まれている「Desume」とは、どのようなサービスですか？

「Desume」はオンチェーンの活用により、既存の履歴書フォーマットでは見えにくい部分を可視化したWeb3版の履歴書となっています。

—– 具体的には、どのように可視化されるのでしょうか？

まず、「Desume」の専用サイト（https://desume.jp/）にアクセスします。

サイトに入りましたら次にウォレットを接続します。

ウォレット内に保有されているNFTやPOAPなどの情報をもとに、自動的に以下のようなポートフォリオが作成されます。

—– なるほど、Web3分野で仕事を探す際に、それがオンチェーン上の履歴書として活用できるというわけですね。

はい、そのとおりです。「Desume」で自動作成されたポートフォリオには、過去のトランザクションや仮想通貨などの情報も反映されています。

このように、既存の履歴書よりも信頼性が高く、Web3の経歴や実績に関する多くの情報が自動的に記録される点が大きな特徴です。

このように、「Desume」はオンチェーン上のデータを取得して自動で作成することができますが、後から自分が載せたくない情報は非表示するなど、ポートフォリオとして整える機能も備わっています。

「Desume」の開発背景と事業理念について

—– 「Desume」はどのような場面で活用できるのでしょうか？

活用シーンはおもに、以下の３つを想定しています。

・Web3で新規事業を検討、企画したい
・自社Web3事業での採用をしたい
・Web3専門家のメンターが欲しい

自社や社外において、嘘偽りのないの情報をもとに人的資本の活用や、新規採用などに役立てられると考えています。

—– 「Desume」はどのような着想で生み出されたのでしょうか？

最近、Web3人材のニーズが高まりつつあり、弊社へのご相談のお問い合わせも増えてきています。

そうしたご支援をさせていただく中で、Web3分野での採用においては、既存の履歴書の項目の「職歴、学歴、資格」以外の部分も重要視しているということが分かってきました。

—– Web3人材に求められることが変化しているということですね。Web3分野の採用において、企業様が特に重要視されている部分はどのようなところですか？

これまで履歴書フォーマットの項目にはなかった部分です。

例えば、「保有しているNFTや仮想通貨、トランザクションのアクティブ頻度、GameFi」などですね。

これらのオンチェーンデータを自動で取得し、ポートフォリオとして作成することができます。このようなニーズに応えるために開発したのが「Desume」というサービスです。

—– 目に見えない努力や成果を可視化した履歴書はこれまでなかったので面白いですね。「Desume」の開発を行うにあたり、吉田さんが大切にしている理念などはございますか？

弊社では、「好きを価値に出来る社会へ」というミッションを掲げています。日常生活のありのままの行動を価値として、自分らしく生きる人を増やしたいと考えています。こうした思いからブロックチェーンの活用によって見えにくい活動や実績を可視化し、それらの努力が適切に評価される社会の実現を目指していきます。

今後の「Desume」の活用展開について

—– 「Desume」に関連し、今後新たに挑戦したい取り組みはありますか？

今後、「Job POAP」という自社コンテンツや、他社との協業も含めてオンチェーンの利用を増やしていきたいと考えています。

「Desume」では、オンチェーンのデータをポートフォリオにして見えやすくしました。

ここにさらにオンチェーンのコンテンツを増やししていき、単なる履歴書ではない幅広い活用の展開を目指していきます。

—– 本日は貴重なお時間をいただきまして、ありがとうございました。今後、自社や社外でWeb3領域で活躍する人材を活用したい、又は探したいという際には、「Desume」はとても便利なインフラツールになりそうですね。

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参考文献

本記事の参考資料は以下のとおりです。

• サムネイル画像はこちらから引用
• PRtimes プレスリリース情報から引用