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京セラが長崎諫早工場を竣工 半導体生産を27年春に本格化

PlusWeb3 編集部
PlusWeb3 編集部 Web3・AI専門メディア

2026年9月1日、国内の京セラは長崎諫早工場(長崎県諫早市)の竣工式を開催した。半導体関連事業の主要生産拠点として整備し、2027年度春の本格稼働を予定する。AIデータセンターなどの需要拡大を見据えた新たな製造基盤となる。

京セラ、680億円投じ半導体関連の新工場を開設

京セラは9月1日に長崎諫早工場で竣工式を執り行った。代表取締役社長の作島史朗氏、取締役兼執行役員常務の千田浩章氏らが出席している。

同工場は2024年9月に着工し、2026年9月1日に開設された。約15万4,000㎡の敷地に、第1工場として鉄骨6階建ての建屋を整備。建築面積は約1万4,959㎡、延床面積は約8万799㎡に及ぶ。
投資金額は2028年度までの計画で約680億円。今後は生産設備を順次導入し、2027年度春から本格的な生産体制へ移行する見通しだ。

生産するのは、半導体製造装置向けのファインセラミック部品や、電子機器などに搭載される半導体パッケージである。AIデータセンター市場の拡大に加え、ADAS(※)の高度化やEVの普及を背景とする旺盛な部品需要への対応が狙いとなる。

2030年度以降の生産計画は年間250億円。京セラにとって長崎諫早工場は、中長期的な成長分野と位置付ける半導体関連事業の主要拠点の一つに位置付けられる。

※ADAS:Advanced Driver Assistance Systemsの略。先進運転支援システムを指し、車両の運転操作を支援するさまざまな機能を総称する。

AI・EV需要を追い風に成長 地域産業への波及にも期待

長崎諫早工場の本格稼働によって、京セラは半導体関連製品の生産能力を段階的に拡大できる。とりわけAIデータセンターの市場拡大は、半導体製造装置や電子機器を支える部品需要を押し上げる要因となっており、新工場の役割は今後さらに大きくなる可能性がある。

ADASやEVの普及も需要を支える領域だ。複数の成長市場を見据えて生産拠点を整備することで、特定市場の変動に左右されにくい事業基盤につながると考えられる。一方、巨額の設備投資を伴うだけに、想定した需要の伸びを確実に取り込めるかが今後の焦点になる。

また、京セラは同工場を通じ、地域雇用の創出や産業振興への貢献も目指している。長崎で生産した高付加価値製品を世界へ供給する拠点となれば、地域経済と半導体関連産業の双方への波及効果が期待できる。
2027年春には本格稼働に伴う記念式典も予定されており、長崎諫早工場が京セラの半導体事業を支える新たな生産基盤としてどこまで成長するか注目される。

京セラ ニュースリリース

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