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甲子園でAI活用の自動運転EVバスを実証 2027年度中のレベル4認可取得へ

PlusWeb3 編集部
PlusWeb3 編集部 Web3・AI専門メディア

2026年8月24日、国内の西宮市と阪神電気鉄道は、甲子園エリアでAI技術を活用したEVバスによる自動運転レベル2の実証実験を開始すると発表した。甲子園駅前を発着地に2ルートを運行し、2027年度中の自動運転レベル4認可取得に向けた課題を検証する。

AI活用で甲子園駅前から2ルートを運行

実証実験は国土交通省の「自動運転社会実装推進事業」に関する補助金を活用し、8月31日から実施する。昨年度は、ららぽーと甲子園周辺から浜甲子園地区を周回するルートを約90日間運行し、累計約2,000人が利用した実績がある。

今年度は、車両の認知や判断機能にAI技術を活用する点が特徴となる。甲子園駅前を起終点とし、浜甲子園方面へ向かう「西ルート」と、UR浜甲子園団地方面を結ぶ「東ルート」の2路線を設定する。

AIシステムの調整期間も十分に確保し、より人間に近い運転操作を目指すという。利用者の多い甲子園駅前へ乗り入れることで実運用に近い環境でデータを蓄積し、レベル4(※)の認可取得に必要な課題を把握・検証する。

※自動運転レベル4:特定の地域や条件下で、システムが運転操作を担う自動運転。原則として運転者による常時の監視を必要としないが、走行可能な場所や条件は限定される。

運転士不足解消へ期待 安全性検証が認可の鍵に

背景には、全国的な路線バス運転士不足という社会課題がある。自動運転の実用化が進めば、限られた人員でも公共交通網を維持しやすくなり、高齢化や人口減少が進む地域の移動手段確保にもつながる可能性がある。

西宮市と阪神電気鉄道は、2027年度中のレベル4認可取得を目標に掲げる。認可を得られれば、持続可能な交通体系の構築に向けた重要な一歩となり、沿線の利便性向上や「住みたいまち」としての価値向上も期待される。

一方、自動運転の社会実装には、AIによる認知・判断の精度向上だけでなく、交通量の多い駅前や予測しにくい歩行者の動きへの対応など、安全性の検証が欠かせない。
今回の実証は、単なる技術実験にとどまらず、レベル4実装に向けた運用上の課題を洗い出す試金石になると言える。

阪神電気鉄道 ニュースリリース

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