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Slash CardがイーサリアムUSDC対応 アプリ内ブリッジでカード決済を簡単に

PlusWeb3 編集部
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シンガポール拠点のSLASH VISION PTE. LTD.は、ステーブルコイン決済サービス「Slash Card」にブリッジ機能を実装したと発表した。
イーサリアム上のUSDCをアプリ内でソラナ上のUSDCへ移動し、そのまま決済に使えるようになる。

アプリ内でUSDCをブリッジ

Slash Visionが提供する「Slash Card」は、米ドル連動型ステーブルコインであるUSDC(※)を決済原資として利用できるカードサービスである。
Slash Cardは国内外のVisa加盟店で利用でき、物理カードは店舗決済、バーチャルカードはオンライン決済に対応している。

2026年6月25日に発表された新機能により、ユーザーはイーサリアムネットワーク上で保有するUSDCを、Slash Cardの決済に使えるソラナネットワーク上のUSDCへアプリ内で直接ブリッジできるようになった。 

これまでSlash Cardは、高速かつ低コストなソラナネットワークを基盤に決済サービスを展開してきた。
一方で、ステーブルコイン利用者の多くはイーサリアム上で主要な資産を保有しており、決済のためにソラナへ資産を移動させる際の手間やコストが利用の障壁となっていたという。

新たなブリッジ機能は、アプリ内ウォレットで完結する。
ウォレット画面トップの「ブリッジ」ボタンから操作を開始できるほか、保有トークン一覧に表示されるイーサリアム上のUSDC横の「ブリッジ可能」ボタンからも利用できる。
さらに、イーサリアムネットワーク経由でのUSDC入金・出金にも対応した。

※USDC:米Circle社などが発行する、米ドルと価値が連動するステーブルコイン。

普及の鍵は利便性と安心感の両立

今回の機能追加のメリットは、ステーブルコインを日常決済へ使うまでの手順を減らせる点にありそうだ。
イーサリアム上のUSDCを保有するユーザーが、外部ブリッジサイトや複数のウォレット操作を介さずSlash Cardへつなげられれば、暗号資産に慣れていない層にも利用機会が広がる可能性がある。
国内外のVisa加盟店で従来のカードに近い感覚で決済できる仕組みと組み合わされば、ステーブルコインの用途は投資や送金から消費へ近づくとみられる。

一方で、マルチチェーン対応には慎重さも求められるだろう。
ブリッジは利便性を高める反面、送金先ネットワーク、手数料、処理時間、セキュリティ確認など、利用者が理解すべき要素を増やしやすい。
アプリ内で操作が簡略化されたとしても、誤操作やネットワーク混雑、ブリッジ関連の安全性への不安をどこまで抑えられるかが課題になりそうだ。

今後は、Slash Cardが対応チェーンや対応資産をどこまで広げられるかが焦点となるだろう。
イーサリアム対応は、既存のUSDC保有者を取り込むうえで大きな一歩といえる。
ただし、決済サービスとして定着するには、手数料の分かりやすさ、利用時の透明性、トラブル発生時のサポート体制も欠かせないとみられる。
ステーブルコイン決済の普及は、Web3の自由度とカード決済に求められる安心感を両立できるかに左右されそうだ。

SLASH VISION PTE. LTD. プレスリリース

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