株式会社アドインテは、トレーディングカードゲーム『NEXUS -ザ・フェイブカードゲーム-』の限定ボイス付きNFT版を、対応アプリ・プラットフォーム「24kZAP」向けに発売した。
現物カードについても、AIICOでの販売拠点を20カ所から109カ所へ拡大する。
限定ボイス付きNFT版を500円で販売
2026年6月19日に発売された「デジタルNFT版NEXUSカード」は、入手したカードごとに用意された限定ボイスコンテンツが必ず付属するデジタル商品である。
本商品は対応アプリ・プラットフォーム「24kZAP」で利用でき、個別ランダム販売形式で、価格は1回500円(税込)とされている。
従来の現物カードを中心とした展開では、付与されるボイスコンテンツもランダムとなっていた。
今回のNFT版では、入手したデジタルカードに対応する限定ボイスが固定で付属し、そのカード固有の音声を再生できる仕様となっている。
現物版には存在しないNFT限定デザインのシークレットカードも実装された。
対象カードはアプリ内でスタンプとして扱われ、すべてのスタンプを集めると特別な特典が付与されるなど、NFTの保有と収集を連動させた仕組みとなっている。
第1弾の「まりなすコラボパック」は6月19日12時に発売され、燈舞りんと鈴鳴すばるの全15種類を収録する。
6月26日には暁みかどと暁おぼろを収録した全13種類、7月3日にはアイデスを収録した全9種類のパックが順次販売される予定だ。
一方、サイネージ型IoT自動販売機「AIICO」で展開するのは、現物の「NEXUSカードパック TURN:1」である。
販売拠点は現在の20拠点から109拠点へ順次拡大し、まず関東地方の51拠点で展開を開始する。将来的には全国約150拠点まで広げる計画となっている。
音声と実店舗の連携がファン接点を拡張
ボイス付きNFTの投入は、カードの価値をイラストや希少性だけでなく、音声体験へ広げる施策と言える。
入手したカードと限定ボイスが対応しているため、ファンにとっては「推し」のデジタルカードと音声を一体的に保有できる点がメリットになるだろう。
スタンプ収集と特典を組み合わせた仕組みも、複数のカードを集める継続的な動機につながる可能性がある。
デジタルカードを購入して終わるのではなく、収集の進捗や達成状況に応じて新たな体験を提供できれば、作品やキャラクターへの接触機会を増やせそうだ。
また、NFT版と現物カードで異なる購入経路を設けることは、ファンとの接点を広げるうえで有効だと言える。
オンライン中心のファンにはアプリを通じた収集体験を、現物を重視する利用者にはAIICOでカードを手に取る機会を提供でき、双方を取り込む相乗効果が期待できる。
一方、個別ランダム販売では希望するカードを選択できないため、特定のカードを求める利用者の購入負担が増える可能性もある。
また、NFTや専用アプリに不慣れな利用者にとっては、登録や利用方法が参加の障壁となることも考えられる。
今後は、限定ボイスや収集特典が継続利用に結び付くかに加え、NFT版と現物版が相互にファンを呼び込めるかが焦点となりそうだ。
両者を適切に連携できれば、VTuberなどのデジタルIPと実店舗を結ぶ新たなファンビジネスへ発展する可能性がある。
関連記事:
写真Game-Fi「SNPIT」、カルビー「ピザポテト」とコラボ 限定NFT販売と渋谷イベント開催へ
