gumiは自社が展開するWeb3プロジェクト「OSHI3」のアライアンスパートナーとしてHinode Technologiesが参画したと発表した。
OSHIトークンの活用領域を広げるとともに、TIS、gC Labsとの共同事業「NUE3」との連携による企業向けWeb3展開の強化を目指す。
HinodeがOSHI3参画 TIS連携でトークン活用拡大へ
株式会社gumiは、Web3プロジェクト「OSHI3」のアライアンスパートナーとしてHinode Technologiesが参画したことを2026年6月22日に発表した。
OSHI3は、暗号資産「OSHI」を活用した「推し活×Web3」のプラットフォームであり、ファンコミュニティを軸としたトークン経済圏の構築を目指している。
Hinodeは、gumiグループのgC LabsとTISによる合弁会社で、ブロックチェーンのノード運営(※)やシステムインフラ構築を手掛けている。今回の参画により、OSHIトークンを自社事業やエコシステム内で活用し、流通や利用機会の拡大を図る方針だ。
また、HinodeはOSHI3で得られる知見やネットワークを、gC LabsとTISが共同で展開する企業向けWeb3支援サービス「NUE3」にも活用する考えを示している。
NUE3は、Web3事業の企画から開発、運用までを一貫して支援するコンサルティングサービスである。
プレスリリースによれば、今回の連携を通じてエンターテインメント領域にとどまらず、企業向け領域におけるブロックチェーン技術の社会実装を推進する方針とのことだ。OSHIトークンを活用した経済圏の拡大と、信頼性の高いWeb3経済圏の構築を目指すとしている。
※ノード運営:ブロックチェーンネットワーク上で取引データの検証や記録を行うコンピューターを管理・運用すること。ネットワークの安全性や信頼性を支える重要な役割を担う。
企業向けWeb3拡大の追い風に 一方で実需創出が課題
本提携の意義は、消費者向けの「推し活」経済圏と企業向けWeb3サービスを結び付ける可能性がある点だろう。
多くのWeb3プロジェクトでは、トークンの発行後に利用機会の拡大が課題となりやすいが、インフラ事業を担うHinodeが参加することで、OSHIトークンの実利用シーンを増やしやすくなる可能性がある。
また、TISが持つ大企業向けのシステム開発実績や顧客基盤と連携できれば、エンターテインメント分野で培われたトークン活用モデルが企業システムへ展開される余地も生まれる。これは、国内Web3市場の裾野拡大につながる要素と言える。
一方で、トークン経済圏の持続的な成長には利用者数だけでなく、継続的な需要の創出が欠かせない。参加企業が増えても、トークンを使う明確な価値や利便性が十分に提供されなければ、流通拡大は限定的になるリスクがある。
今後はOSHI3で蓄積された運営ノウハウやコミュニティ形成の知見が、企業向けWeb3サービスへどこまで転用されるかが注目点となりそうだ。
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