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ノルウェーが「パックス・シリカ」参加 AI資源確保で対中依存脱却が加速

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2026年5月6日、米国務省は、ノルウェーがAI関連半導体や重要鉱物の供給確保を目的とした多国間協力枠組み「パックス・シリカ」に参加したと発表した。米国主導で進む対中依存脱却の動きが北欧にも広がり、AI時代の資源安全保障が新たな段階へ入っている。

ノルウェー参加でAI資源同盟が拡大

パックス・シリカは、AI開発に不可欠な半導体やレアアース(※)などの重要鉱物の安定供給を目的として、米国主導で発足した多国間協力枠組みである。2025年12月の設立以降、日本、韓国、オーストラリア、インド、フィリピンなどが参加しており、今回新たにノルウェーが加わった。

米国は、中国が世界市場で高いシェアを持つレアアースや重要鉱物への依存低減を急いでいる。

※レアアース:高性能磁石や半導体、EV、AIサーバーなどに利用される希少金属の総称。採掘や精製には高度な技術が必要で、中国が世界市場で大きな影響力を持つ。

資源確保競争がAI産業の新たな焦点に

今回の枠組み拡大は、AI関連産業にとって供給安定化という利点をもたらす可能性がある。特定国への依存を分散できれば、輸出規制や地政学リスクによる供給停止の影響を抑えやすくなるためだ。特にAI向け半導体市場では需要拡大が続いており、資源段階からの確保戦略への関心も高まりつつある。

一方で、資源供給網のブロック化が進めば、中国との対立激化や市場分断を招く懸念もある。各国が独自の資源圏を形成し始めれば、半導体やAI関連部材の価格上昇につながる可能性も否定できない。

さらに、重要鉱物の開発には環境負荷や採掘地域との調整も伴う。今後はAI技術の競争だけでなく、資源外交やエネルギー政策を含めた総合的な国家戦略が、各国の競争環境に影響を与える可能性がある。AI開発では、技術力に加え、資源供給網の構築も重要性を増していくとみられる。

米国務省 プレスリリース

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