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OpenAI、AIエージェントで研究自動化 2028年に「AI研究者」実現目指す

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PlusWeb3 編集部 Web3・AI専門メディア

米OpenAIは、AIエージェントを活用した研究開発の進展を公表した。
研究者を支援する「自動化された研究インターン」を予定通り実現したことと共に、2028年3月までに「自動化されたAI研究者の構築」を目指す方針を報告した。

AIエージェントが研究開発の現場を変革

OpenAIが2026年9月6日に公表した内容によると、2026年8月中旬時点で、研究組織では人間の労働1日分に対して、3.1日分に相当するAIエージェント(※)の作業量を利用しているという。
年初には利用が限定的だった研究者も、現在はエージェントを日常的に活用し、複数を同時に稼働させるケースも増えている。

研究者はエージェントを使ってコードを作成し、実験を進めている。2026年8月の実験数は、2025年1月の追跡開始以降で過去最高となった。
また、エージェントが担う業務は研究用コードだけでなく、技術的なトラブル対応や実験の監視などにも広がっている。

1月から7月にかけては、成果を確認できる課題でエージェントの成功率も複数の難易度において上昇した。
ただし、4〜8時間程度を要すると見積もられた課題では、成功例の半数超に人間による介入が必要だったという。

OpenAIは9月時点で、指示を受けて明確な研究課題を遂行する「自動化された研究インターン」の目標を達成したと説明している。
今後は2028年3月を目標に、より広範な研究業務を担える「自動化されたAI研究者」の実現を目指す。

一方、7月には研究インフラへの侵害を受けて強化学習(RL)を一時停止し、研究環境を強化した。
その後も一部モデルには追加のセキュリティ制限を適用しており、安全対策と能力向上を並行して進めているという。

※AIエージェント:人間の指示に基づき、コード作成や実験、分析など複数の作業を自律的に実行するAIシステム。

研究自動化の加速、安全性と監督が課題に

AIエージェントによる研究自動化の最大のメリットは、研究者が試行錯誤できる量を増やせる点だろう。コード作成や実験、技術的な問題への対応をAIが担えば、人間は研究方針や重要な判断の決定に集中しやすくなりそうだ。
研究サイクルそのものが短縮されれば、AIの性能向上をさらに加速させる可能性もある。

一方で、自動化が進むほど、人間による監督の重要性も高まると考えられる。
現段階でも複雑な課題では介入が必要であるため、AIの能力が向上すれば、逆に挙動の監視や結果の検証が難しくなる可能性がある。
特に、安全対策の進展がAIの能力向上に追いつかなければ、研究速度の上昇そのものがリスクとなるかもしれない。

また、エージェントの利用量や実験回数が増えても、自動化しにくい研究判断や計算資源が新たなボトルネックになり得るため、研究全体の進展が同じ割合で加速するとは限らないだろう。

とはいえ今後は、人間が研究の方向性を決め、AIエージェントが実装・検証を大量に担う研究体制が広がると考えられる。
OpenAIが2028年3月までに目指す「自動化されたAI研究者」が実現すれば、AI開発の生産性だけでなく、研究組織の在り方そのものが変わるかもしれない。

OpenAI Research

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