HashPortは、日本円ステーブルコインのJPYCに対応したNFTマーケットプレイス「HashPort Market | αU」の提供開始を発表した。トレカNFTオリパの販売に加え、購入後の二次流通にも対応する。
HashPort Market | αUでトレカNFTの取引を拡大
HashPortは2026年8月18日、NFTマーケットプレイス「PLT Place」をリニューアルし、「HashPort Market | αU」として提供を開始した。日本円ステーブルコインに対応するNFTマーケットプレイスとして、同社調べで日本初としている。
リニューアルによって、NFTのステーブルコイン決済に加え、クレジットカード決済にも対応した。購入時と出品時には、条件付きでガスレス(※1)にも対応し、ユーザー間でNFTを売買できる二次流通機能も備える。
さらに、CryptoGamesのトレカRWA(※2)プラットフォーム「TCG STORE」と提携し、トレーディングカードのNFTを活用した「トレカNFTオリパ」の販売を2026年8月21日17時から開始した。購入するまで中身が分からないランダム型の商品で、開封体験とコレクション性を組み合わせている。
購入したトレカNFTは、HashPort Market | αUの二次流通機能を利用してユーザー間で売買できるほか、JPYCでの買取を依頼することも可能だ。現物との交換にも近日中に対応する予定で、所定の手数料が必要となる。
販売開始に合わせ、Xでは「オリパ開封キャンペーン」も2026年9月3日23時59分まで実施する。公式Xアカウントをフォローしたうえで、告知ポストを引用リポストし、「#HashPortオリパ開封」を付けて開封動画または開封結果のスクリーンショットを投稿すると、抽選で100名に500JPYCが贈呈される。
※1 ガスレス:ブロックチェーン上の取引で発生する手数料を、利用者が直接負担せずに済む仕組みを指す。
※2 RWA:現実世界の資産をブロックチェーン上でデジタル化して扱う仕組みや概念を指す。
NFTの購入体験を広げる一方で課題も残る
JPYCによる決済と二次流通を組み合わせることで、NFTの購入や保有にとどまらず、売買まで含めた利用の流れを作りやすくなることがメリットとして考えられる。
特にトレカのようなコレクション性の高い商品では、購入後の選択肢が増えることが利用動機につながる可能性がある。
利用者にとっては、トレカNFTの収集から売買、現物との交換まで、購入後の楽しみ方を選べる点が魅力になり得る。JPYCを決済に利用できれば、NFTの取得をきっかけにステーブルコインを活用する場面も広がりそうだ。
一方、ランダム型の商品は購入時点で内容が分からないため、購入者が期待する価値と実際に取得したNFTの価値に差が生じるかもしれない。二次流通が用意されていても、希望する価格や条件で売却できるとは限らず、取引の成立性が重要になるだろう。
今後はオリパ販売を入口として、NFTの購入後も売買や現物交換まで利用する流れをどこまで広げられるかが焦点になりそうだ。
デジタルと現物を組み合わせた商品設計が、NFTの新たな楽しみ方として定着していくのか注目したい。
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