SB C&Sは、録音や文字起こし、AIによるアドバイス機能を備えた「GLIDiC AI +u Buds」の一般販売をオンラインで開始した。
会議や商談の記録に加え、会話内容を分析して次の行動や伝え方の改善まで支援する。
3way録音とAI分析で会話を業務改善へ
SB C&Sが2026年8月18日にオンラインで一般販売を開始した「GLIDiC AI +u Buds」は、イヤホン、薄型レコーダー、専用スマホアプリの3通りで音声を記録できるAIイヤホンである。全国のソフトバンクショップでは9月4日から取り扱いが開始される。
会議やスマートフォンでの通話、Webミーティングなどをワンプッシュで録音でき、専用アプリが文字起こしと要約を行う。
要約には14種類のテンプレートが用意されており、議事録作成やタスク整理、会議後の振り返りに活用可能だ。
特徴となるのが、録音内容を分析して次の行動まで提案するAI機能である。
「コーチモード」では会議の論点や曖昧な部分を整理し、意思決定や行動計画の作成を支援する。
「バディモード」は伝え方やコミュニケーションを振り返り、改善につながる助言を提供する。
過去の録音や要約を音声で確認できる「Talk AI」も搭載。
さらに、業界や職種、目標などのプロフィールと蓄積データを組み合わせ、利用を重ねるほど助言がパーソナライズされる機能も搭載される。
記録データは国内クラウドで管理され、音声や文字データを暗号化して送信する設計が採用されている。
価格はオンラインショップ限定モデルが希望小売価格2万9,800円。
アプリの基本機能は無料だが、一部AI機能には年額1万4,800円のプロプランなど有料プランが設定されている。
議事録効率化から個人の成長支援へ拡大か
GLIDiC AI +u Budsの利点は、単なる録音機器ではなく、会話の記録から振り返り、改善までを一つの流れとして扱える点だと言える。
会議後の議事録作成を効率化するだけでなく、曖昧な論点や次に取るべき行動をAIが整理することで、業務改善につながる可能性がある。
特に営業や管理職、取材、講義など、会話内容を継続的に振り返る業務では、録音データが個人や組織のナレッジとして蓄積されるメリットは大きいだろう。
蓄積された録音や要約を効率的に活用できれば、過去の記録を探す時間の削減や、認識のずれを防ぐ用途にも広がりそうだ。
一方、実用性はAIによる文字起こしや要約、助言の精度に左右されるはずだ。
重要な会議ほどAIの提案をそのまま判断材料にせず、利用者自身が原音や議事内容を確認する運用が求められるだろう。
今後、パーソナライズ精度が高まれば、AIイヤホンは「聞くための機器」から、日常の会話を分析して仕事やコミュニケーションの改善を支援する端末へ役割を広げる可能性がある。
会議記録とAIコーチングを一体化した利用体験が、ビジネス用途でどこまで定着するかが焦点となりそうだ。
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