楽天ペイメントは、キャッシュレス決済サービス「楽天ペイ」で、圏外や通信障害時でも支払える「オフラインコード払い」の提供を対象店舗で順次開始した。
通信環境が不安定な場所でもコード決済を利用でき、iOS版は提供を開始、Android版は2026年秋頃の対応を予定する。
圏外でもコード表示で支払い可能に
2026年8月4日、楽天ペイメントは、「楽天ペイ」で「オフラインコード払い」の提供を対象店舗において順次開始した。
iOS版アプリでは同日から利用でき、Android版は2026年秋ごろの提供開始を予定している。
新機能は、電波が弱い場所や通信障害の発生時など、通信状態が不安定な場面でも支払いコードを表示できる機能である。
アプリのホーム画面に表示される案内をタップし、画面下部の「お支払い画面を表示する」を選ぶと、オフライン用の支払いコードが表示される。
店舗側がそのコードを読み取ることで決済が完了する仕組みだ。
支払い方法はコード表示方式で、支払い元には「楽天ペイ残高」や楽天カードを含むクレジットカードを設定できるほか、楽天ポイントも利用可能である。
ただし、店舗やサービスによっては一部の支払い方法が対象外となるため、利用前に対応条件を確認する必要がある。
※コード決済:スマートフォンに表示したQRコードやバーコードを店舗側が読み取るか、利用者が店舗側のコードを読み取って支払うキャッシュレス決済方式。
決済の安定性向上も対象範囲が課題
最大の利点は、通信障害や圏外によって会計が止まる場面を減らせる点にあるだろう。
コード決済が抱える課題の一つである通信環境への依存を補完できれば、利用者の安心感が高まり、店舗側にとっても会計機会の損失を抑える効果が期待できる。
一方、現時点では利用できる店舗が限定され、Android利用者は提供開始を待つ必要がある。
さらに、店舗やサービスによっては一部の支払い方法が対象外となるため、「楽天ペイならどこでもオフラインで使える」と受け取られると、利用時の混乱を招きかねない。
対象店舗や利用条件をアプリなどで分かりやすく案内することが、混乱を防ぎながら利用を広げるうえで重要になりそうだ。
今後、対応店舗やOSが広がれば、オフライン決済は非常時の補助機能にとどまらず、日常の決済を支える機能として定着する可能性がある。
楽天ペイメントには、対応範囲の拡大に加え、店舗での円滑な運用や安定した決済環境の整備が求められるだろう。
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