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【Sui】いよいよメインネットのローンチ日が決定!元Diemメンバーによる新世代L1チェーンの正体とは?

この記事では世界中から注目を集める「Sui」について解説します。Solana等のチェーンがイーサリアムキラーとして新世代チェーンとして叫ばれてきましたが、それを超える性能を持つ新しいチェーンとして注目を集めているのがSuiです。そんな来月にメインネットのローンチが発表され、これから益々注目を集めると予想されるSuiについて解説します。

目次

Sui とは?

Suiは、今世界中から注目されているL1チェーンです。まだメインネットローンチ前ながら、すでに500億円を超える額の資金調達を果たしており、ブロックチェーンにおけるスケーラビリティ問題を解決するチェーンになると期待されています。

https://blog.sui.io/

それだけ期待がかけられている理由の1つは、その運営メンバー(ファウンダー)にあります。

Suiを開発している「Mysten Labs」には元Diemのメンバーが複数在籍しています。Diemとは、Meta社(旧Facebook)が主導していた仮想通貨関連のプロジェクトで、当初はリブラとして発表され世界中から注目を集めるものの、アメリカを中心とした国家からの反発によって開発が中止されました。

Mysten LabsのCEOであり共同創業者であるEven Chengは、Apple社・Meta社に16年在籍しており、Diemの開発にも携わった人物です。その他にも元Diemのメンバーが名を連ねています。

ちなみに、元Diemのメンバーが開発するブロックチェーン(L1)はSuiだけでなく、有名なところでは「Aptos」というプロジェクトも存在します。Aptosも元Diemメンバーによって立ち上げられたL1チェーンであり、Sui同様に非常に期待されているチェーンです。

では、Suiの具体的な特徴について解説していきます。

Suiの特徴は?

Suiには大きく3つの特徴が存在します。

トランザクションの処理が高速

最も注目されている特徴がこちらです。Suiは既存のブロックチェーンのスケーラビリティ問題を解決する存在になると期待されており、そのトランザクションの処理スピードが桁違いです。

ブロックチェーンの処理速度を示す指標として「TPS」という指標が存在します。これはTransaction Per Secondの略で、要するに1秒間にトランザクション(取引)を処理できる数のことです。TPSが高ければ高いほど処理速度が速く、スケーラビリティがある(スケールに耐えられる)ということです。一般的なクレジットカードが数万TPSと言われています。

ブロックチェーンをTPSで比較すると、ビットコインが7TPS、イーサリアムは15TPS、高い処理能力を持つと言われたSolanaも最終的に50,000を目指すとの目標を掲げており、現在は数千ほどです。尚、イーサリアムもRollupやシャーディングの実装でTPS数万を目指すと発言しているので、TPSはアップデートによって変化します。

SuiのTPSは12万です。簡単なトークンの転送レベルですが、すでに一般的な性能のPCでテストが成功したことを発表しています。

桁違いのトランザクションのスピードを持ちます。

独自プログラミング言語「Move」を採用

イーサリアムに当たるSolidityと同じように、Suiチェーン上にDappsを構築する際に利用できる「Move」と呼ばれる独自のプログラミング言語を持っています。

MoveはSolidityに比べ、安全なDappsの開発が可能になる特徴を持っており、より高速で安全なUXを提供することが可能になります。

ちなみに、Moveは元々Diem上で利用されていたプログラミング言語であり、同様に元Diemメンバーが開発しているAptosでもMoveを採用しています。Suiの説明の中では、Sui Moveという単語も使われており、若干の差異はあるかもしれませんが、Moveが元となっていることは間違いありません。

ユーザーフレンドリーな設計

トランザクションの高速化、安全なプログラミング言語の採用の他にも、Suiでは「アカウント作成よりも先にアセット(トークンなど)を送信できる」ような機能が検討されています。

今のweb3市場でもユーザーがアカウント作成やウォレット作成をするハードルが高く、マスアダプションを妨げる理由になっているという言葉も聞きますが、Suiではそのハードルを超えやすくなる機能が追加される予定です。

以上、3点がSuiの大きな特徴となります。総じて、新世代のブロックチェーンとして今までより処理速度も高速になり、ユーザーフレンドリーな機能が追加される予定です。

Suiの展望は?

そんなSuiですが、執筆時点(2023年4月)ではまだテストネットでの運用が続いています。

ただ、つい先日の2023年4月15日にSuiトークンのIEOを、4月20日にメインネットのローンチ日程を発表しました。Suiメインネットのローンチは2023年5月3日となります。

一旦の展望は無事にIEOとメインネットのローンチが実施されることですが、その先は安定した運用はもちろん、Suiのエコシステム拡大のためにDappsを誘致していくことになります。ユースケースとしては、他のチェーンと同様に、ゲーム、DeFi、SNS等が想定されており、実際にDappsの開発が進んでいることも示唆されています。

世界中から注目されている新世代ブロックチェーンがいよいよメインネットにローンチされるということで、引き続きその動向に注目していきます!

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