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次世代のミュージックプレイヤー、音楽NFTプラットフォームSound Desert

NFTの活用は主にデジタルアートから始まりましたが、現在様々な業界の課題を解決するためのNFTの活用が多く見出されています。

その中でも音楽業界の課題を解決するための新たなNFTの活用方法が発表され、音楽NFTの販売が開始されています。

また、本プロジェクトは音楽だけでなくアートの文脈も絡めたNFTとなっており次世代のミュージックプレーヤーとの呼び声も高く今後も注目されていくと思うので以下考察していきます。

目次

Sound Desertとは

Sound Desertは、音楽とアートを掛け合わせたWeb3✖︎音楽のプロジェクトであり、様々な音楽をNFTとして販売する日本発の音楽NFTプラットフォームです。音楽アーティストやイラストレーターのプロデュース、NFT楽曲の制作支援/マーケティング支援、アーティスト間のマッチング等、NFTを駆使した音楽作品の展開をアーティストと共に創出しています。

ユーザーはミュージックプレイヤーのようにプラットフォーム内で楽曲NFTを購入し、音楽を再生することができます。ただ、これまでのミュージックプレイヤーと異なるのは、現代の配信やサブスクリプションではなく、「音楽を所有することによりアーティストを評価する新しい仕組みの構築」を目指している点です。それは、無料で何でも聞くことができる音楽の世界ではなく自分が好きな音楽をアーティストと向き合いながら聴くことができる世界です。また、アーティストにとっても、コアなファンに支えてもらうことができるような仕組みです。

Sound Desertは元々、NTTドコモグループの新事業創出コンテスト「ZERO ONE DRIVE(ゼロワンドライブ)」を通じて企画され、株式会社NTTドコモが運営する新規事業創出プログラム「39works」において事業検証を続けており、Web3技術を活用してクリエイターファーストな仕組み、音楽×NFTの提供価値を検証することを目的としています。

Sound Desertの特徴

アートと音楽

音楽だけでなくアートにも力を入れており、イラストレーターのプロデュースも行っています。プラットフォーム内に「Generative PJ」というカテゴリがあり、様々なGenerative NFTアートを紹介しています。これまでもCDのジャケットのデザインが好きでCDを購入するジャケ買いという言葉があるように、音楽におけるアートの役割は非常に大きいと言えます。

使いやすさのUI/UX

音楽NFTを購入すれば音楽を聴くことができますが、音楽NFTを所有していなくてもプラットフォーム上の音楽を一部再生することができ、通常の音楽プレイヤーと同様に、音楽の再生、シャッフル、リピート等ができます。また、プレイリストも作成することができ、操作性が難しいと言われがちなDappsの中でもWeb2のアプリと遜色のないものとなっています。

複数の団体が共同して運営

事業主体は1つではなく、株式会社ゐきかたとBig Hat Monkeys、NTTドコモが連携しプロジェクトを運営しています
各社の役割を下記します。

株式会社ゐきかた

  • サービス運営
  • プラットフォーム開発
  • web3関連技術提供

Big Hat Monkeys

  • 企画/宣伝/マーケティング支援
  • アーティストのプロデュース/制作支援

NTTドコモ

  • サービス企画
  • サービス運営支援
  • 検証実験の方針策定
  • サービスアーキテクチャ設計

Sound Desertの音楽NFT

Sound Desertで販売する音楽NFTはアーティストの楽曲をNFT化して販売していくものであり、ユーザーはそのNFTを購入することで楽曲を全て聴くことができます。価格帯も0.005ETH〜0.02ETHとなっており、比較的購入しやすい金額となっています。また販売数も6個の音楽NFTもあったりと、よりユーザーが音楽を所有している感覚が得やすいものとなっており、限定色が強くなっています

これまでの配信型やサブスクリプション型のように、一定のお金を支払えば半永久的に聞き流せてしまうようなものではなく、一曲に対してお金を支払うことでアーティストと向き合うことができます。また、アーティストの視点から見ても万人受けするような音楽でなくとも、一部のファンに刺さるような音楽であれば音楽NFTにより資金調達しやすいものとなっています。

また、NFTはデジタルアートの領域では既に多く活用されていることから、今後音楽NFTのジャケットのデザインも多種多様のアートとなっていくことが期待できます。

実施キャンペーン

Sound Desertでは頻繁にSNS上でキャンペーンを行っていますのでその一部をご紹介します。

Sound Desert 応援コメントキャンペーン

Sound Desert応援コメントキャンペーンでは、TwitterでSound Desertの公式Twitterをフォローし、ハッシュタグ #SoundDesert をつけてSound Desert や掲載アーティストへの応援コメントを投稿した方を対象に抽選で100名に音楽NFTの先行購入に必要なアーリーアクセス権をプレゼントするとのことです。

  • Sound Desert公式Twitter

 @BakuOnNft

NAMAIKI GIRLS MUSICのGiveaway企画

NAMAIKI GIRLS MUSICのGiveaway企画では、企画投稿へのいいね&リツイート及びNAMAIKI GIRLSの公式Twitterのフォロー、公式Discordへの入室をした方を対象に抽選で30名にSound DesertにてリリースするNAMAIKI GIRLSのジェネラティブ音楽NFTの先行購入権をプレゼントするとのことです。

  • NAMAIKI GIRLS公式Twitter

@namaiki_girls

  • NAMAIKI GIRLS公式Discord

https://discord.gg/nkrw36RcFu

他企業とのコラボレーションによる事業検証

2023年5月にSound Desertは、NFTプロジェクトである「I’m still here with you.」と音楽/エンタメ×NFTで検証を開始するとの発表を行いました。「I’m still here with you.」はフルカスタマイズが可能なNFTとして知られていますが、今回はそのカスタマイズされたNFTの世界観にマッチしたランダムな音楽が掛け合わさった、コラボレーションSBTを同年7月に発行・販売を行うとのことです。

アートと音楽はどちらもクリエイティビティや独創性が特徴となっていますがその2つがNFTを通して交わり、アートにマッチした音楽NFTという、視覚と聴覚で楽しめるNFTというこれまでにない新しいものとなっています。ユーザーにとっても新しい体験となりますが、クリエイターにとっても新たに音楽と掛け合わせたアートという領域にて活動の幅が増えることも予想されます。

また、セカンドプロジェクトとして、エンジニアでもアーティストでも作曲家でもない一般のユーザーが、手軽に音楽とNFTアートを組み合わせ、自分だけの音楽×NFTアートを作り出すことができる機能を実装すると発表しており益々目が離せないプロジェクトとなっています。

今後の展望

アートの文脈も持ち合わせるこの音楽NFTは、音楽業界の課題を解決する可能性がありますのでその点につき展望を下記します。

幅広い領域でファンを見つけ増やしていくことができる

これまでの配信型やサブスクリプション型の音楽プラットフォームを使用する方は、基本的にそもそも音楽に興味がある方が多いです。それに対してSound Desertは、音楽に興味がある人に加えてNFTに興味がある方やアートに興味がある人までも音楽を作るアーティストのファンにできる可能性があり、音楽を聴いてもらえる対象がとても広くなっています。そのため、アーティストは音楽、NFT、アートと行った幅広い領域でファンを見つけ増やしていくことができます。

また、補足ですが最近のAIの動向からすると、音楽もアートも全てAIで作られたものが人気になっていくというようなこともあり得るので、とても面白く夢のある話となっています。

好きな曲だけで売れる時代

音楽業界では売れるか売れないかの判断の1つに、万人に受け入れられるかどうかというものがありました。それは、アーティストの音楽の方向性を多少変えてでも、万人に受け入れられるような音楽を作らなければ売れないということを指しています。その構図がSound Desertの登場により大きく変わろうとしています。つまり、アーティストにとって、好きな曲だけで売れる時代です。具体的には、音楽NFTは値段設定や個数設定により限定を演出すること可能となっているため、万人に受け入れられなくても熱狂的なファンがいれば、そのファンの方々に支えてもらう仕組みができます。また、その仕組みの構築の際に物理的なCDが必要なく、NFTというデジタル上で完結できる点でもコストがかかりません。

さらに、そのアーティストの様々な権利、例えばリハーサルを見ることができる権利やライブ時に楽屋に入ることができる権利等、これまで可視化できなかった価値をNFTにより可視化し販売していくことでアーティストにとっての資金調達の可能性は無限大に広がっていきます

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