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カナダ・マニトバ州、若年層のSNSとAI利用を禁止へ デジタル接触制限で何が変わるか

PlusWeb3 編集部
PlusWeb3 編集部 Web3・AI専門メディア

2026年4月27日、カナダのマニトバ州が若年層によるソーシャルメディアおよびAIチャットボットの利用を禁止する方針を示したとブルームバーグが報じた。全国規制に先行する動きであり、子どものデジタル環境を大きく変える可能性がある。

若年層のSNS・AI利用を州が制限へ

マニトバ州のキニュー州首相は、若者のソーシャルメディアやAIチャットボット利用を制限する方針を明らかにした。背景には、プラットフォームがユーザーの滞在時間を最大化する設計、いわゆるエンゲージメント最適化(※)が、子どもの注意力や精神面に影響を与えているとの懸念がある。

同氏は、こうした仕組みが一部テック企業の利益を優先して設計されていると指摘する。特にAIチャットボットの普及により、子どもが対人関係ではなくAIとの対話に時間を費やす傾向が強まっている点を問題視した形だ。

現時点では対象年齢や具体的な規制手法は未公表だが、州レベルでの先行措置として位置づけられる。

※エンゲージメント最適化:ユーザーの滞在時間や操作頻度を最大化するために設計されたアルゴリズム。閲覧履歴や行動データをもとにコンテンツを推薦し、継続利用を促す仕組み。

規制拡大の波 保護とイノベーションの均衡は

若年層のデジタル利用規制は、すでに国際的な潮流となりつつある。他国の例としてオーストラリアでは16歳未満のSNS利用を禁止する法律が成立し、欧州でも同様の議論が進行中である。今回のマニトバ州の動きは、AI領域にも規制対象を広げた点で新しい局面と言える。

サイバーいじめや依存リスクの低減、発達段階に応じた情報環境の確保は規制のメリットだ。一方で、AIリテラシーの習得機会が制限される可能性や、規制の実効性をどう担保するかといった課題も残る。

AIは教育や創造活動の支援ツールとしても急速に浸透しており、一律禁止が長期的な競争力に影響する懸念もある。保護と活用のバランス設計が今後の焦点となり、各国の政策競争にも波及していくと考えられる。

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