2026年9月25日、国内のM-SOLUTIONSは、LINE WORKS AiNoteの議事録をkintoneに取り込める「AiNote連携プラグイン for kintone」の提供を開始した。議事録を検索・共有・集計できる業務データとして一元管理する。
AI議事録をkintoneへ取り込み検索・共有を効率化
本プラグインは、AiNoteで作成した議事録をボタンひとつでkintoneのレコードとして登録できる仕組みだ。「1議事録=1レコード」の台帳として蓄積し、AI要約や文字起こし全文を含む情報をkintone上で扱える。
取り込み時は新規・更新・スキップを自動判定するため、二重登録や取り込み漏れを防ぎやすい。さらにスケジュールを設定すれば、メンバー全員分の議事録を自動で集約でき、翌朝には前日の会議記録がそろう運用も可能になる。
背景には、AIによる議事録作成が普及する一方で、その後の情報管理に課題があることが挙げられる。個人のアカウント内に議事録が蓄積すると、必要な記録を探す手間が生じるほか、顧客・案件情報がkintoneにあっても議事録だけが別の場所に残る状況が起こりうる。
M-SOLUTIONSは、こうした分散を解消するため本プラグインを開発した。配布テンプレートを読み込むだけで導入でき、既存のkintoneアプリにも組み込めるため、現在の業務フローを大きく変えずに議事録の一元管理を始められる。
議事録の蓄積がAI活用の基盤に 運用管理には注意も
議事録がkintoneに集約されれば、会議記録を個人のメモではなく、全社で検索・共有できる業務データとして扱いやすくなるだろう。蓄積した情報はkintone AIなど生成AIの参照データとしても活用できるため、過去の会議内容を業務改善につなげる土台になる可能性がある。
料金体系も導入規模に合わせて設定されている。無料のフリープランは月5件まで、スターターは月額5,280円で月100件、スタンダードは月額1万9,800円で月400件、プレミアムは月額5万2,800円で月1,200件を取り込める。自動取り込みは有料プランで利用でき、規模に応じた運用を選択できる。
一方、議事録を業務データとして広く蓄積するほど、検索性だけでなく情報の扱い方も重要になる。会議内容には顧客情報や案件情報などが含まれる場合があるため、誰がどの記録を閲覧・活用できるかを適切に設計することが求められるだろう。
今後、AI議事録の価値は作成時間の短縮だけでなく、蓄積された会話を業務へ再利用できるかが焦点になりそうだ。
本プラグインは、LINE WORKS AiNoteとkintoneをつなぎ、議事録を既存の業務データ基盤へ組み込む選択肢を示すものと言える。