2026年8月17日、国内で英会話スクール「駅前留学NOVA」を展開するNOVAランゲージカンパニーは、AIを相手に英会話を練習できる新アプリ「AI留学」の提供を各ストアで開始した。話す練習に特化し、レベル別の会話や即時フィードバックを通じて、英語を実際に使う力の向上を支援する。
AI相手に何度でも会話 英語の実践力を鍛える
「AI留学」は、「言いたいことがとっさに出ない」「考えている間に会話が進んでしまう」といった英語学習者の課題に対応するアプリである。知識として覚えた英語を、実際の会話で口から出せる「使える英語」へ変えることを狙い、「話す」練習に重点を置いた。
全国300校舎の駅前留学NOVAが持つ英会話教育のノウハウを生かし、日常、旅行、ビジネスなど、実際に使う場面を想定した会話を英会話レベル別に用意する。ユーザーは学びたいジャンルを選択し、自身の目的に応じたスピーキング練習を優先的に進められる仕組みだ。
AIを会話相手とするため、人前で話すことへの恥ずかしさを気にせず、納得できるまで繰り返し練習できる点も特徴となる。会話中にはヘルプボタンから回答例や日本語訳を確認でき、利用者の英会話レベルに合わせて内容も自動調整される。
さらに会話終了後には、AIが文法、語彙、流暢さの3項目をチェックし、総合スコアを表示する。会話履歴も確認できるため、個々の受け答えを振り返り、文法や単語、発音の課題を細かく把握しながら弱点の克服につなげることが可能だ。
低価格で学習機会拡大 一方で継続利用が成果を左右
利用料金は通常価格で月額1,980円(税込2,178円)となっており、1日1レッスンは無料で利用できる。スマートフォンがあれば場所や時間を選ばず会話練習に取り組めるため、英会話教室への通学時間を確保しにくい利用者にとっても、学習機会を増やす選択肢となりそうだ。
特に、AIによって同じ会話を何度でも反復できる仕組みは、従来の対面レッスンだけでは確保しにくかった発話量の増加につながる可能性がある。NOVAのレッスンと併用すれば、アプリで日常的に練習し、実際のレッスンで人との会話に挑戦するという学習環境も構築できるだろう。
一方、AIによる評価や自動調整があっても、利用者自身が継続して発話を重ねなければ十分な効果につながるとは限らない。便利な学習環境を提供するだけでなく、学習を続けたくなるシチュエーションの拡充や内容の更新が重要になる。
NOVAは今後も「リアルで使えるシチュエーション」を更新していくとしている。AIを活用して英会話の練習機会を日常へ取り込む動きが広がれば、スクールで学ぶ時間とアプリで反復する時間を組み合わせた、新たな語学学習の形が定着する可能性がある。