Appleは、初の折りたたみiPhone「iPhone Duo」を発表した。
7.6インチの大型画面とA20 Proを搭載し、大画面でのマルチタスクとApple Intelligenceを活用したAI機能に対応する。
Siri AIとA20 ProでAI処理を強化
2026年9月9日、Appleが発表したiPhone Duoは、開いた状態で7.6インチ、閉じた状態で5.4インチのSuper Retina XDRディスプレイを搭載する。
iOS 27ではSplit Viewに対応し、iPhoneで初めて2つのアプリを横並びで表示でき、別のコンテンツを確認しながらSiri AIと会話することも可能だ。
Siri AIは9月14日からiOS 27のベータ版として提供され、Apple Intelligence(※)を活用してユーザーのパーソナルコンテクストを理解する。
メッセージやメール、写真から必要な情報を探すほか、画面上の内容を認識して関連操作を実行し、指示に応じた文章作成にも対応する。
Siri AIの日本語対応は10月の予定となっている。
処理基盤にはA20 Proを採用した。
6コアCPUはA19 Pro比で最大20%高速、7コアGPUは最大40%高速となり、デュアル16コアNeural EngineでオンデバイスAIモデル向けの演算能力を2倍に高めた。
メモリ帯域幅も50%拡大している。
Apple Intelligenceはオンデバイス処理とプライベートクラウドコンピューティングを組み合わせて動作する。
サーバー側モデルに依存する一部のApple Intelligence機能には1日の利用回数制限があり、今後は有料でアクセスを拡大する予定としている。
iPhone Duoは256GBモデルが364,800円(税込)からで、10月16日に予約注文、10月23日に販売を開始する。
※Apple Intelligence:Appleが提供するAI機能群。オンデバイス処理とプライベートクラウドコンピューティングを組み合わせ、文章作成や画像編集、Siriの高度化などを支援する。
大画面とオンデバイスAIが強み、一部AI機能には利用制限も
iPhone Duoのメリットは、大画面でのマルチタスクとAI支援を一体化できる点にある。
資料やWebページを表示しながらSiri AIを使って情報整理や文章作成ができれば、アプリを頻繁に切り替える負担を減らし、モバイル環境での作業効率を高められると考えられる。
また、Neural Engineの演算能力向上とメモリ帯域幅の拡大は、端末側で動作するAI機能の高度化を後押しする可能性がある。
オンデバイス処理の範囲が広がれば、クラウド依存を抑えつつ、応答性やプライバシーを重視したAI活用につながるだろう。
一方、AI機能を重視して導入する場合、対応言語や利用回数、端末価格は検討材料になる。
Siri AIが当初はベータ版として提供されることや、サーバー側モデルに依存する一部機能に1日の利用回数制限が設けられることから、利用できる機能や提供条件を事前に確認する必要があるだろう。
今後、対応言語やアプリの最適化が進み、端末上で処理できるAI機能が拡充されれば、iPhone Duoはモバイル環境でAIを活用するための新たな選択肢として、存在感を高める可能性がある。
関連記事:
AppleがiOS 27を発表 Siri AIでiPhoneの操作体験を刷新

Apple、Google・NVIDIAと異例の協業 AI基盤PCCを外部クラウドへ初拡張

AppleがM6とM5 Ultraを発表 MacのオンデバイスAI処理を強化
