株式会社あるやうむは、富山県舟橋村が出品するVTuberコラボ商品「きみつ彩寧×推し湯札」をNFT販売プラットフォーム「TOKKEN」で発売した。
限定デジタルコンテンツと入浴券を組み合わせ、推し活を地域訪問や公共施設の応援につなげる。
限定ボイスと入浴券をNFT湯札にセット
2026年9月8日、株式会社あるやうむは、VTuber「きみつ彩寧」とコラボした舟橋村の「きみつ彩寧×推し湯札」の販売をTOKKENで開始した。
価格は4,980円(税込)で、販売数に上限は設けていない。
セットには、きみつ彩寧のオリジナルデザインを使ったデジタル湯札(NFT)(※)、舟橋会館「さつきの湯」で使える1回分の電子入浴券、購入者限定のデジタルボイスが含まれる。
入浴券には有効期限が設定されておらず、遠方の購入者も先にデジタルコンテンツを受け取り、後日舟橋村を訪れた際に利用できる仕組みだ。
デジタルコンテンツは購入後1〜2カ月を目安に、TOKKENのチャット機能を通じて届けられる。
デジタル湯札は譲渡可能で、入浴券が未使用であれば譲渡先でも利用できる。
一方、限定デジタルコンテンツの受け取りは購入者本人に限られる。
売上の一部はVTuber本人の活動に還元され、購入を通じて舟橋村の公共施設を応援できる設計となっている。
あるやうむは今後も「推し湯札」に参加するVTuberを順次拡大する予定で、地域とのコラボレーションに関心を持つVTuberや所属事務所からの相談も受け付けている。
※NFT:ブロックチェーン上で発行・管理され、固有性や所有情報を記録できるデジタルトークン。
推し活を来訪動機へ 地域との継続接点が焦点
今回の取り組みは、VTuberのファン活動と地域施設の利用を一つの商品にまとめた点が特徴である。
限定ボイスやデジタル湯札を目当てに購入した人が舟橋村を知り、将来の来訪につながれば、従来は地域と接点のなかった層を呼び込むきっかけになり得る。
特に入浴券に有効期限を設けていないことは、遠方のファンにとって参加のハードルを下げるメリットがある。
来訪時期を柔軟に選べるため、デジタルコンテンツの購入で終わらず、実際の観光や施設利用へ接続できる余地も広がるだろう。
参加VTuberが増えれば、それぞれのファン層を通じて舟橋村を知る人が広がる可能性も考えられる。
一方で、有効期限がないことは利用の自由度を高める反面、実際の来訪時期が先延ばしになる可能性もある。
また、デジタルコンテンツの購入から実際の来訪まで時間が空く場合、地域への関心をどう維持するかも運用上のポイントになりそうだ。
今後は商品購入を一時的な応援で終わらせず、実際の施設利用や地域との継続的な接点へどこまで結び付けられるかが成果を左右しそうだ。
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