日本のソフトバンク株式会社は、迷惑電話を着信拒否できるオプションサービス「ナンバーブロック」の月額使用料を無料化すると発表した。
特殊詐欺対策の一環として提供を拡充し、注意喚起や啓発活動も継続して推進する方針である。
ナンバーブロックを無料化 特殊詐欺対策を拡充
ソフトバンク株式会社は2026年7月1日、迷惑電話を着信拒否できるオプションサービス「ナンバーブロック」の月額使用料を8月1日から無料にすると発表した。
これまで110円(税込)だった利用料金を無料化し、特殊詐欺被害の防止に向けた取り組みをさらに強化する。
請求締め日が毎月20日の利用者は、7月21日以降の利用分から無料となる。
ナンバーブロックは、あらかじめ設定した携帯電話や固定電話、公衆電話などの番号からの着信を拒否できるオプションサービスである。
直前の着信が非通知だった場合もブロック対象として設定でき、登録した番号から着信があった際には、利用者が選択した「お断りガイダンス」を発信者へ流した上で着信を拒否する仕組みだ。
対象は「ソフトバンク」と「ワイモバイル」の携帯電話サービス利用者で、申し込みはMy SoftBankやMy Y!mobileなどから行う。
設定はブロックしたい番号から着信を受けた後に専用ダイヤル「144」へ発信する方法のほか、各種オンラインサービスから電話番号を登録する方法にも対応している。
なお、オンライン専用ブランドのLINEMOでは本サービスは提供されていない。
同社は従来から「特殊詐欺に遭わないために」と題したウェブページを通じ、詐欺電話や詐欺メールの事例、迷惑電話・迷惑SMSへの対策方法、危険サイトチェック機能を備えた「セキュリティOne」、店頭で受講できるスマホ教室、被害に遭った際の対応方法などを案内してきた。
今回の無料化とあわせ、今後も利用者への注意喚起や啓発活動を継続するとしている。
無料化で利用拡大に期待 課題は認知と活用
月額料金が不要になることで、これまで費用面を理由に利用を見送っていた人でも導入しやすくなる可能性がある。
特に不審な電話への不安を抱える利用者にとっては、着信拒否機能を試すきっかけになるかもしれない。
一方で、本サービスは利用者自身が拒否したい電話番号を登録する仕組みであり、すべての迷惑電話を自動的に防げるわけではない。
特殊詐欺の手口は年々巧妙化しており、電話だけでなくSMSやメール、SNSを悪用したケースも増えている。
そのため、着信拒否機能だけに依存するのではなく、利用者自身が詐欺の手口を理解し、複数の対策を組み合わせることも重要になるだろう。
加えて、通信事業者による防犯対策は料金面だけでなく、設定のしやすさやサービスの認知拡大も普及を左右する要素になり得る。
今回の無料化をきっかけに、迷惑電話対策サービス全体への関心が高まり、より多くの利用者が自衛策を取り入れる動きにつながるかが今後の注目点となりそうだ。
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