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ドコモが詐欺対策強化の新セキュリティプラン開始 AIでフェイク画像や投資詐欺を判定

PlusWeb3 編集部
PlusWeb3 編集部 Web3・AI専門メディア

国内通信大手のNTTドコモは「あんしんセキュリティ」の新プラン提供を開始した。
AIによる詐欺文面解析やフェイク画像診断機能を追加し、SNS型投資詐欺やロマンス詐欺への対策強化を打ち出している。

AI活用で詐欺対策機能を拡充

NTTドコモは2026年5月25日、「あんしんセキュリティ スタンダードプラン 詐欺対策プラス」と「あんしんセキュリティ トータルプラン 詐欺対策プラス」の提供を2026年5月27日から開始すると発表した。
対象はドコモ回線契約者で、ahamo利用者も含まれる。月額料金はスタンダードプランが999円、トータルプランが1815円(税込)である。

新プランでは、既存のウイルス対策や迷惑メール対策に加え、詐欺対策向けの3機能が新たに導入された。
1つ目は「迷惑電話の拒否機能」で、迷惑電話データベースに登録された不審番号からの着信に対し、従来の警告表示だけでなく、自動拒否設定を選択できるようになった。

2つ目の「詐欺チェック機能」では、SNSのチャット画面やメール本文、不審サイトのスクリーンショットをアプリ経由でアップロードすると、AIが内容を解析し、投資詐欺やロマンス詐欺を含む9種類の詐欺可能性を判定する。
判定理由も併せて表示される仕組みだ。

さらに「フェイク画像診断機能」では、人物の顔を含む画像をAIが解析し、ディープフェイク(※)の可能性を3段階で表示する。
SNS上のなりすまし被害防止などを想定した機能であり、スマートフォン利用者を狙う特殊詐欺の巧妙化を背景に投入された。

今回のリニューアルに伴い、従来の「あんしんセキュリティ トータルプラン」は新規受付を停止する。
加えて、22026年9月30日までリリース記念キャンペーンも実施し、対象プランの申込者に抽選でdポイントを進呈する。

※ディープフェイク:AI技術を用いて人物の顔や音声を本物らしく合成・改変する技術。偽動画やなりすまし画像の作成に利用されるケースがあり、詐欺や偽情報拡散への悪用が社会課題となっている。

AI防御強化の利点と誤判定リスク

今回の新プランは、スマートフォンを起点とした詐欺対策が、単なるウイルス検知から「生成AI時代の情報真偽判定」へと広がりつつあることを示していると言える。
近年はSNS型投資詐欺や恋愛感情を悪用するロマンス詐欺が増加し、音声、画像、テキストを組み合わせた欺瞞手法も目立つようになった。
こうした状況では、AIによる自動解析機能の需要は高まる可能性がある。

特に、フェイク画像診断機能の追加は注目点である。
生成AIの普及によって、実在人物を装ったプロフィール画像や投資勧誘用コンテンツの作成コストは低下しており、一般利用者が真偽を見分ける難易度は上昇している。
AIを用いた検査機能が利用者の判断補助になれば、被害抑止効果につながる余地があるだろう。

一方で、AI判定への過度な依存には課題も残る。詐欺判定やフェイク画像検出は、誤検知や見逃しが発生し得る領域であり、解析結果を絶対的な事実として受け止めることには慎重さが必要になりそうだ。
高度化する詐欺手口と防御技術の競争は今後も続くとみられ、通信事業者には機能更新の継続性と説明責任が求められるだろう。

株式会社NTTドコモ 報道発表資料

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