メインコンテンツへスキップ
最新ニュース 3分で読める

double jump.tokyo、法人向けDeFi接続を本格化 N SuiteがJPYCレンディング対応

PlusWeb3 編集部
PlusWeb3 編集部 Web3・AI専門メディア

国内Web3企業のdouble jump.tokyoは、法人向けウォレットOS「N Suite」の新プラン「トレジャリーアクセスプラン」を開始した。
第一弾としてBifrostのJPYCレンディングへ対応し、日本法人が内部統制を維持したままDeFiへアクセスできる環境を提供する。

法人向けウォレットからDeFi接続へ

2026年5月20日に発表された「N Suite トレジャリーアクセスプラン」は、企業向けウォレットOS「N Suite」を単なる保管基盤からデジタルアセット運用まで担う「法人トレジャリーOS」へ拡張する取り組みである。

第一弾として、N Suite利用法人は、Bifrostの「BTCFi Boost」を通じたJPYCレンディングを利用可能になる。
特徴は、秘密鍵管理や複数名承認など、従来の内部統制を維持したまま外部DeFi(※1)サービスへ接続できる点にある。
double jump.tokyoによれば、現時点で国内法人がBifrostのJPYCレンディングへ安全にアクセスできる国内ウォレットはN Suiteのみだという。

背景には、法人の暗号資産利用ニーズの変化がある。
従来は送受金や保有が中心だったが、近年は余剰資産運用や利回り獲得など、財務機能としての活用需要が拡大している。
一方で、法人がDeFiを実務導入するには、秘密鍵管理や複数名承認、運用権限の分離などの内部統制環境が課題となっていた。

N Suiteは、MPC(※2)による秘密鍵の分散管理やワークフロー承認機能を備えることで、この課題解決を狙う。
今回の新プランでは、DeFiアクセス用途に限って月額固定費を無料化しており、法人導入のハードルを下げる構成となっている。

※1 DeFi:ブロックチェーン上で提供される分散型金融サービスの総称。銀行などの中央管理者を介さず、スマートコントラクトによって運用される。

※2 MPC:秘密鍵を分散して管理する暗号技術。単一障害点を減らし、法人向けウォレットの安全性向上に活用できる。

法人DeFi市場拡大の起点となるか

今回の発表は、日本国内で限定的だった「法人DeFi」の実務導入を前進させる可能性がある。
特に日本企業は、秘密鍵管理や承認フローへの懸念から、DeFi活用に慎重な姿勢を取ってきた。
N Suiteは、その“実務の壁”を埋める役割を担おうとしている。

一方で、リスクも小さくない。
JPYCを含むステーブルコインには価格連動の崩れや流動性低下のリスクがあり、DeFi自体もスマートコントラクト障害や規制変更の影響を受けやすい。
double jump.tokyoも、元本保証が存在しない点を明記している。

同社は2026年4月にAIエージェント向けウォレットインターフェース「N CLI」も発表しており、企業向けWeb3基盤企業への転換を進めている。
今後、USDC対応やレンディング以外のDeFi接続が拡大すれば、日本企業の財務管理そのものがオンチェーン化へ進む可能性もありそうだ。

double jump.tokyo ニュースリリース

関連記事:

double jump .tokyoとBifrostが提携 JPYC活用の法人向けDeFiレンディング提供へ

RELATED ARTICLEdouble jump .tokyoとBifrostが提携 JPYC活用の法人向けDeFiレンディング提供へ2025年10月23日、double jump .tokyo株式会社と株式会社B…Read
Share this article コピーしました
WRITTEN BY

PlusWeb3 編集部

Web3・AI専門メディア

PlusWeb3 編集部は、ブロックチェーン・Web3・AIの最新動向をわかりやすくお届けする専門メディアチームです。業界経験豊富な編集者とリサーチャーが、信頼性の高い情報を厳選してお届けします。

コピーしました

Web3・AI・ディープテック領域のキャリアに興味がありますか?

業界特化メディアを運営する専門エージェントが、企業のカルチャー・技術スタック・選考ポイントまで踏まえてキャリアをご提案します。相談は完全無料です。