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AI都知事ユリコ、都公式SNSで発信開始 月額約2.5万円で運用

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PlusWeb3 編集部 Web3・AI専門メディア

東京都が、AI生成キャラクター「AI都知事ユリコ」を用いた情報発信を開始した。
都の公式SNSで動画が公開され、制作費は月額約2万5000円と説明されるなど、低コストでの運用実態が明らかになった。

AI都知事ユリコ、動画発信を開始

2026年4月21日、東京都の公式SNSおよび動画プラットフォームで「AI都知事ユリコ」による動画が公開された。
小池百合子知事に似せたイラストが本人の声を基に生成され、「AIで生成された」と説明しながら多言語で挨拶する内容となっている。

続いて公開された動画では、夏の暑さ対策に関する都の取り組みを約40秒で紹介した。
これらの動画はYouTube、Instagram、Xなど複数の公式アカウントで配信された。

2026年4月24日に東京都庁で開かれた定例会見において、小池知事は本キャラクターについて問われ、「ちょっとかわいすぎるかな」と述べた。
SNS上では、AI都知事ユリコに対して税金の使い道を疑問視する声も一部で見られており、24日の定例会見では小池知事が制作費は月額149ドル、日本円で約2万5000円だと説明した。

制作は都職員2〜3人が他業務と兼務しながら担当している。
職員がシナリオを作成し、AIが生成した映像や音声を最終的に確認する体制となっている。
音声は既存の知事の声データを基に調整されている。

都の担当者は、本キャラクターは知事の代替やスポークスマンではなく、都政を伝えるための一つのツールであると説明した。
なお、過去の都知事選では生成AIを用いた「AIゆりこ」が知事の代替的に情報発信を行っていた経緯がある。

低コストAI広報の可能性と論点

今回の取り組みは、少人数かつ低コストで動画制作と情報発信を継続できる点に意義がある。
AIを活用することで制作工程が簡略化され、発信頻度や多言語対応の柔軟性が高まる可能性がある。

特に、縦型ショート動画をYouTube、Instagram、Xなど複数の公式アカウントで配信したことは、都政情報を幅広い層に届ける手段として有効と言える。
多言語での挨拶や、夏の暑さ対策を約40秒で紹介した構成も、短時間で要点を伝える広報手法として分かりやすい。

一方で、実在する知事に似せたAIキャラクターには、誤解や違和感を招く余地がある。
都の担当者が知事の代替ではないと説明したのは、AIが本人の発言や判断を代行していると受け取られないための整理だと考えられる。
SNS上で税金の使い道を疑問視する声が一部で見られた以上、費用の安さだけでなく、目的や確認体制を丁寧に示す必要があるだろう。

今後は、音声や表現の最適化を進めながら、他の広報施策とどう組み合わせていくかが焦点となりそうだ。
行政におけるAI活用は拡大が見込まれる一方で、信頼性や透明性をいかに担保するかが重要になると考えられる。

東京都公式YouTubeチャンネル

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