株式会社Kudasaiは、SMBC日興証券株式会社が同社のDeFi教育動画シリーズに協賛すると発表した。
全20回のライブ配信を通じて、分散型金融の仕組みやリスクを体系的に学べる構成となっている。
SMBC日興がDeFi教育に参画
2026年4月16日、株式会社Kudasaiは、SMBC日興証券株式会社が同社のDeFi教育動画シリーズに協賛することを発表した。
本シリーズは、DeFi領域において「安全に触れ、構造を理解し、流れを読む力」を養うことを目的とした全20回のライブ配信プログラムである。
配信は2026年4月から月1〜2回のペースで実施され、初回は4月23日21時に開始予定だ。
ライブ配信はKudasaiの公式Xアカウント上で行われ、その後はYouTubeなどでアーカイブ公開も予定されている。
詳細なスケジュールについては今後順次発表される見通しとなっている。
内容は5つのテーマで構成されている。セルフカストディ(※)やウォレット管理、ブリッジ利用時のリスク、署名やapprove操作の事故防止といった実務的な安全対策に加え、DeFiの歴史や利回り構造、主要プロトコルの仕組みも扱う。
さらに、AMM、Lending、Derivativesといった代表的なDeFiサービスの分類や、Uniswap、AAVE、Pendleなどの主要プロトコルの内部構造も解説対象となる。
オンチェーン分析や市場サイクル、ステーブルコイン設計、税務・出口戦略まで含めた中級者向けの内容として設計されている。
※セルフカストディ:暗号資産やウォレットの秘密鍵を、取引所など第三者ではなく利用者自身が管理する仕組み。資産を自分で保有できる一方、秘密鍵を紛失すると資産を取り戻せなくなるリスクがある。
金融大手参画でDeFi教育に追い風
今回の協賛は、単なる動画スポンサーの枠を超え、伝統金融機関がDeFi教育に本格的に関与する動きとして意味を持つと言える。
これまで国内では、分散型金融に関する情報発信の多くが暗号資産コミュニティ内に閉じており、初心者や一般投資家にとっては参入障壁が高かった。
SMBC日興証券のような大手証券会社が関与することで、DeFiに対する信頼感や安心感は一定程度高まる可能性がある。
特に、リスク管理や市場構造を重視した教育内容である点は、投機目的だけでDeFiに参加する流れを抑制し、より健全な利用促進につながると考えられる。
一方で、教育を受けたユーザーが実際にDeFiへ参加する際には、依然として自己責任の側面が大きい。
ウォレット管理や秘密鍵の保管、スマートコントラクトの脆弱性など、理解不足が損失に直結する領域は少なくない。
今後は、こうした教育コンテンツを起点に、証券会社や銀行など他の金融機関もWeb3教育に参入する可能性がある。
国内市場でDeFiの理解が進めば、Web3と伝統金融の距離はさらに縮まり、日本独自の分散型金融市場の形成につながる余地もありそうだ。
関連記事:
Kudasaiが大阪でアバランチカフェ開催 Pontaコレクション連携のNFT配布も
