Digital Entertainment Assetなど4社は、北海道全域で市民参加型イベント「ピクトレまちバトル in 北海道 2026夏」を8月8日から開催すると発表した。電柱やマンホールをゲーム感覚で撮影し、設備情報の収集とインフラへの関心向上を図る。
北海道全域で電柱とマンホールを撮影
2026年8月5日に発表された「ピクトレまちバトル in 北海道 2026夏」は、インフラ設備の撮影に市民が参加できるチームバトルゲームイベントだ。
北海道電力ネットワークが管理する電柱約90万本と、NTT MEが管理するマンホール・ハンドホール約3.5万基を対象に、2026年8月8日から11月3日まで実施される。
対象地域は北海道全域で、撮影の進捗によって期間変更や途中終了となる場合もある。
参加者はスマートフォン向けアプリ「ピクトレ」を利用し、キタキツネ、シマエナガ、ヒグマの3チームから所属先を選ぶ。設備へのチェックインや撮影、撮影済み電柱同士のコネクトによってポイントを獲得し、チーム順位や個人ランキングを競う仕組みだ。
初回撮影では設備ごとに報酬コインが付与され、獲得分はAmazonギフト券などへ交換できる。個人参加に加え、学校のクラス、企業の部署、地域団体、家族など最大5人のグループでも参加可能である。別企画の「ほくでんNW&NTT ME杯!」では、1位グループに100万円相当の報酬コインを付与する予定だ。
同イベントは2025年度にも北海道で開催されており、今回は電柱に加えて通信設備のマンホールやハンドホールを対象へ追加した。さらに、「水曜どうでしょう」ディレクター陣によるYouTubeチャンネルとの連携企画も予定されている。
市民参加で現況把握を支援 データ精度と安全確保が課題
今回の取り組みの利点は、広大な北海道に分散する設備情報を、市民参加によって効率的に収集できる点にある。事業者だけで巡回する場合に比べ、日常生活や観光の移動を活用して撮影範囲を広げられれば、現況把握の迅速化や点検候補の絞り込みにつながる可能性がある。
また、ゲーム、地域参加、報酬を組み合わせることで、普段は意識されにくい電力・通信インフラを身近な存在として捉える契機になる。学校や企業単位での参加が広がれば、防災教育や地域活動、社内交流にも応用できるだろう。
一方、市民が集める画像は、撮影角度や明るさ、位置情報の精度にばらつきが生じやすい。投稿データを保守判断へ活用するには、重複や誤認識を除く検証工程と、専門点検を代替しない運用設計が欠かせない。道路上での撮影による事故や、私有地・人物の写り込みにも配慮が必要となる。
今後の焦点は、参加者数だけでなく、収集データが実際の維持管理業務をどこまで効率化したかを示せるかにある。成果が定量化されれば、積雪地域や過疎地を含む他地域への展開につながる可能性もあるだろう。
株式会社 Digital Entertainment Asset プレスリリース
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