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NFTを活用した推し活プロジェクト『FAN PASS』創業者の当摩代表にインタビュー!『挑戦にお金が分配される世界』へ

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目次

挑戦にお金が分配される世界を作りたい

――まず企業概要を教えていただけますでしょうか。

当摩様(以下、当摩と表記)「株式会社Quokkarという名前で活動していましたが、3月で社名変更をして新しく株式会社Frommという名前になりました。創業は2022年の1月なので、今3期目に入ったベンチャー企業です。」

当摩「私自身が新潟出身というのもあり、本社も新潟にあります。」

当摩新潟県の地域密着型NFTマーケットプレイス『NiiFT』に携わるなど、基本的にはNFTの開発がらみで絡むことが多い企業です。」

――ありがとうございます。Web3やNFTプロジェクトの推進がメインの会社なのですね。

――どういったきっかけで、この会社を始めたのでしょうか。

当摩「私はずっと野球をやり続けた人生で、プロ野球選手になる気持ちで頑張っていました。しかしそんな簡単にもいかず、大学3年生の春に野球を引退し、そこから起業を志すようになりました。」

当摩「小さい頃に見た、IT企業の社長が主人公のドラマに影響され、起業を目指していました。」

当摩「少数精鋭で大企業に匹敵するくらいの売上が上がったらカッコイイなと思い、会社を立ち上げました。」

――ありがとうございます。ミッションやビジョンはどのようなものがあるのでしょうか。

当摩「軸として若者の支援、もっと挑戦にお金が分配される世界を作りたいと思っています。」

FAN PASSプロジェクト ブロックチェーンだからこそできる推し活

――チャレンジされようとしているプロジェクトについて、お話を伺ってよろしいでしょうか。

当摩『FAN PASS』というプロダクトを開発してリリースさせていただきました。概要としては、次世代スターと定義していますが、まだ有名ではない人達を初期から応援しているファンに、特別な体験を提供するサービスとなっています。」

当摩「個人版の株主優待というイメージで作っています。株を持っていると優待が届くような形で有名人の『FAN PASS』を持っていると、特別なチケットが送られてくる。そのようなサービスを目指しています。」

ブロックチェーンだからこそできること

――『FAN PASS』はブロックチェーンではないとできないサービスなのでしょうか。

当摩「ファンの記録を集めたデータベースが、どこにあるかがすごく大事だと思っていたので、今回ブロックチェーンを採用しました。」

当摩「どこかの企業が勝手に作っているファンクラブではなく、パブリックなもので記録の証明する必要があるのではないかと思いました。第三者視点で見たときに、本当にあの人がファンだと証明できることが大事だと思ったので、ブロックチェーンという技術を使いました。」

当摩「今回『FAN PASS』はSBT(譲渡不可能なNFT)で実装していますし、その『FAN PASS』を持っている人に対して送るチケットというのもNFTにしています。このチケットNFTは基本的には二次流通の売買で利益を狙う人がいてもいいと思っています。」

当摩「NFTの方が管理コストも楽な部分が大きいです。今はまだ受け入れられるかは微妙ですが、中長期的に見たときにNFTの方が良さがあると思い採用しました。」

――ありがとうございます。ブロックチェーンの持つ透明性と改ざんや紛失・消失することが極めて困難であるという二つの特性が『FAN PASS』と相性が良いという認識でしょうか。

当摩「はい、おっしゃる通りです。」

『FAN PASS』の強み

当摩『FAN PASS』はまだ有名ではない人にフォーカスを当てたプロダクトにこだわっています。そこが他社のサービスとは違う点です。」

当摩「有名人の収益を見るとファンが多いほど、収益は右肩上がりになっているかと思います。その中でも、有名になるまでの期間。いわゆる下積み期に注目し、初期ファンにインセンティブを付与することでマネタイズに苦しむ彼らの課題を解決できないかなと思って作ったのが『FAN PASS』です。」

――ターゲットユーザーはアーティストなど、今後チャレンジしていきたい方をターゲットとしているのですね。

――今後チャレンジして大きくなっていくことで、NFT、ブロックチェーンを使う意味があるという認識でしょうか。

当摩「はい。多くの人はファンクラブを作るまでが大変で、そこにいたるまでの過程を支えてくれるファンは確実にいると思います。本当に初期の10人未満の時から応援してたという記録を全部残していきたいなという思いがあります。」

ブロックチェーンを知らないユーザーへ届けるために

――想定しているユーザーは推し活をしている人達ですが、ブロックチェーンの仕組みはそういった方々と距離があるかと思います。その点はどのように工夫して届けていきたと考えていますでしょうか。

当摩「おっしゃる通り、ユーザーとの壁をとても感じていることが、ここ最近の流れです。やはり自分で営業する中でもブロックチェーンは誰もわからないし、導入はできないみたいなこともたくさん言われます。」

当摩「普及活動ではありませんが、そういったことは積極的にやっていきたいと思っています。TikTokやInstagramで情報収集している一方で、ブロックチェーンなどの技術というのは、やはり詐欺っぽい形で伝わってしまうのも事実ではあるなと思います。」

当摩「Xではちゃんと正しい情報が流れている部分もありますが、TikTokやInstagramなど若者が若者に向けて正しく伝えられる、伝えていきたいという思いはあります。」

――ありがとうございます。現状、非ブロックチェーン層からしてみたら何かよくわからないものだったり、トークンの値動きがあるみたいなものだったりがあり、怪しいものという空気がある中で、正しい情報を発信することで今の空気を変えていきたいという理解でよろしいでしょうか。

当摩「はい。あとはサービスを改善していく中で、『これ実はNFTだったのか』というぐらい、みなさんにとって使いやすいサービスにしていきたいと思っています。」

事業展開

――『FAN PASS』のサービスもそうですが、事業の展開をお伺いいたします。

当摩「『FAN PASS』を着想した背景に繋がることが2つあります。1つは自分の友人が今では大人気のアイドルを当時全く無名だった頃から熱狂的に応援している姿を見てきたことです。
初期の頃からずっと応援してきたにも関わらず、有名になってからではチケットも当たらず、グッズも買えない。という理不尽さを何とか解決してあげたいと感じました。」

当摩「もう1つは全く別で、世界的に人気なサッカー選手のインタビュー記事に『ファンは全員大切である。しかし、自分が活躍する前から応援してくれているファンは感謝してもしきれない。ただ、恩返しをする術がないのが現状である。』みたいな記事を見かけました。これはまさにファンも思っているし、有名人でも思っている人がいるのではないかと思い、『FAN PASS』を立ち上げました。」

当摩「今後の展開はそういった人達、アスリートやインフルエンサー、タレントなど今後有名になっていく志を持って挑戦している皆さんに使っていただけるようなプロダクトを目指していきたいと思っています。」

――ありがとうございます。アーティストやアイドルの卵みたいな方々が『FAN PASS』使い、初期ファンに対して特別な体験を提供するということでしょうか?

当摩「はい。なので初期のこの時期はインフルエンサーだったり、タレントを抱えている事務所へ営業させていただくことが多くなるかと思います。ですがそういったところから泥臭くですけど、最初は一歩ずつ頑張っていきたいと思います。」

繋がりたい人・一緒に働きたい人

――今後、繋がりたいと思っている人や一緒に働きたいと思っている人についてお伺いいたします。

当摩「今後、繋がっていきたいと考えているのは、インフルエンサーやタレントの事務所です。有名人からまだ有名になっていない人まで所属しているところと繋がれたらなと思っています。」

当摩「あとはアスリート、スポーツ選手など事務所には所属していない個人の方も、自分としてはすごく繋がりたいと思っています。『夢を志す人達とたくさん繋がる』というのが今年の目標です。

当摩「一緒に働きたい人で言うとエンタメ好きな方だと嬉しいです。やはり何かをずっと追いかけている人とか、そういったところは魅力的に感じているので一緒に働きたいです。」

タレントやインフルエンサーが成長する。ファンとタレントがWin-Winとなる世界線

――今後の展望をお伺いします。

当摩「私たちはNFTやブロックチェーンを活用する、いわゆるWeb3という領域で勝負をしていく会社だと思っています。だからこそ、認知を取っていかなければと思っています。そこで今までにない価値というものが発揮できるかと思います。」

当摩「特にブロックチェーンという新しい技術を使うことで、今までお金が流れていかなかった部分に、お金を流すことができるのではないと考えています。」

当摩「その中でも私は『予測市場の民主化』をテーマに掲げ、取り組んでいきたいです。株式があることによって創業間もないスタートアップにもお金が流れるように、『FAN PASS』によって下積み期の次世代スターにもお金が分配されるような世界を目指しています。お互いWin-Winとなるエコシステムを作ることで、今以上に、『挑戦にお金が分配される世界』になればなと思っているので、少しでも貢献できるように頑張ります。

読者へのメッセージ

――読者の方へメッセージをお願いいたします。

当摩「私自身Web3のキャッチアップはすごく大変だと思っています。だからこそ、いろんな方とお話することで得るものがあると思っています。」

当摩「やはりまだまだ未成熟な市場だからこそ、数もですが質も大事にしながらチャレンジすることが大事です。なのでもっとプレイヤーが出てくるといいなと思います。」

当摩「私もまだまだですが、これから一歩一歩、数字を作っていくのもそうですし、結果を出して貢献し、いろんな方が活躍できる世界を目指していきます。」

――本日は、ありがとうございました。

関連リンク

会社のHP
https://fromm.love

「FAN PASS」サービスサイト
https://fanpass.jp

「NiiFT」サービスサイト
https://market.niift.jp/

当摩信之介氏Twitter
https://twitter.com/shinnosuketouma

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この記事の監修者

Web3とメタバースのインタビューメディア「GAMEMO(ガメモ)」のライティングチームが執筆しております。

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