LINEヤフーは「Yahoo!フリマ」と「Yahoo!オークション」で、対象トレカの販売手数料などを0円にするキャンペーンを開始した。
両サービスのトレカ取扱高は前年比約2倍に拡大しており、10月中旬には専用の「トレカタブ」も導入する。
人気トレカ5ブランドが対象、手数料0円に
LINEヤフーは2026年10月5日、「Yahoo!フリマ」と「Yahoo!オークション」で、対象トレカの販売手数料・落札システム利用料を0円にするキャンペーンを開始した。
対象は「ポケモンカードゲーム」「ONE PIECEカードゲーム」「遊戯王」「Magic: The Gathering」「ドラゴンボールスーパーカードゲーム フュージョンワールド」の5ブランドである。
キャンペーンは11月20日まで2回に分けて実施され、期間中は条件を満たせば何度でも手数料が無料になる。
通常の手数料を後日還元する方式ではなく、取引時点で手数料が発生しない仕組みだ。
ただし、事前エントリーが必要であり、「Yahoo!フリマ」ではまとめ買いが対象外となる。
また、「Yahoo!オークション」では真贋鑑定(※)つきで出品し、落札された商品に限定される。
さらに、10月中旬からは両アプリに「トレカタブ」を順次追加する予定だ。
新弾情報や収録カード一覧、出品状況、価格相場などを一括表示し、情報収集から購入・落札までを円滑につなぐ。
LINEヤフーは従来から高額取引への対応を進めており、「Yahoo!フリマ」では取引上限額を1,000万円未満まで引き上げている。
LINEヤフーによると、両サービスのトレカカテゴリの取扱高は前年比約200%に伸長しており、トレカの売買における利用が拡大している。
※真贋鑑定:商品が本物か偽物かを専門的な知識や基準に基づいて判定する仕組み。トレーディングカードでは偽造品の流通を防ぐ役割を持ち、高額商品の取引における購入者の不安を軽減する効果が期待される。
手数料無料で出品増加に期待、収益性が課題
今回の手数料無料化は、トレカの二次流通市場における競争をさらに激化させる可能性がある。
特に、取引頻度の高い出品者にとって、販売手数料の削減は利益率の改善に直結する。これまで手数料負担を理由に出品を控えていたユーザーの参加も期待できるだろう。
また、出品数が増えれば購入者の選択肢も広がり、取引の活性化につながると考えられる。
注目すべきは、単なる価格競争にとどまらず、情報検索と売買機能を一体化する点だ。
価格相場や商品情報をアプリ内で確認できれば、外部サイトで調べる手間が減り、購入までの導線が短くなる。初心者にとっても取引に参加しやすい環境となりそうだ。
一方、手数料無料化による収益性への影響は無視できない。
出品者の獲得に成功しても、キャンペーン終了後に利用者を維持できなければ、長期的な成長につながらない可能性がある。
加えて、トレカは商品の状態や希少性によって価格差が大きく、相場情報の充実だけでは取引上の不安を完全には解消できない。
今後は、手数料面での優位性に加え、鑑定体制や検索機能の使いやすさが競争力を左右するだろう。
今回の施策が一時的な利用増加に終わるのか、継続的な取引拡大につながるのかが注目される。
関連記事:
HashPort、JPYC対応NFT市場を開始 トレカNFTのオリパ販売と二次流通に対応

ソラナ基盤Collector Cryptのトークン化ポケモンカードNFT 数日で10倍高騰

アドインテが限定ボイス付きNFT版NEXUSを発売 現物カードの販売網も全国へ拡大
