公益社団法人2027年国際園芸博覧会協会は、国内の児童・生徒・学生向け教育コンテンツ「SDGsラジオ」で、GREEN×EXPO 2027を学べる音声教材の無料配信を開始した。
全国約7,000校に展開するSDGsラジオを通じ、子どもたちがSDGsと未来を考える機会を広げる。
全国約7,000校に無料の音声教材を配信
公益社団法人2027年国際園芸博覧会協会は2026年9月29日、ケシオンが運営する「SDGsラジオ」で、GREEN×EXPO 2027に関する教育コンテンツの無料配信を開始した。
SDGsラジオは、企業や団体によるSDGsの取り組みを1分間で紹介する音声配信型の教育コンテンツで、全国の教育機関や学校関係者が無料で利用できる。
2024年1月の配信開始以来、約7,000校に届けられており、音声に加えてデジタル版の「SDGs新聞」やワークシートも用意する。
ナレーションは、ケシオンのパートナー「みみよみ」に所属する視覚障害のあるナレーターが担当している。
9月29日からは「GREEN×EXPO 2027で未来の風景を見に行こう!」「木や風がつくる気持ちいい場所って?」「建物って何度も生まれ変われるの?」「ユニフォームが土にかえる!?」「未来をしあわせにする高校生たち!」の5本を公開した。
今後は、イベントのごみ削減、植物の力、世界の自然、川や田んぼ、誰もが過ごしやすい場所づくりなどを題材としたコンテンツも順次配信する予定だ。
配信言語は日本語で、インターネットに接続したパソコン、スマートフォン、タブレットなどから無料で視聴できる。配信終了時期は未定としている。
GREEN×EXPO 2027は、SDGsの達成への貢献に加え、その先の社会を見据えた日本モデルを提示する場と位置づけられている。
同協会は今回の取り組みを通じ、子どもたちが地球規模の課題を自分事として捉え、自ら考える力や創造力を育む機会の創出を目指す。
学習の裾野拡大に期待、継続活用が課題
今回の取り組みのメリットは、開催地から離れた地域の子どもでも、無料の音声教材を通じてGREEN×EXPO 2027やSDGsについて学べる点にある。
1分間の音声形式であれば授業や短時間の学習にも組み込みやすく、新聞やワークシートと組み合わせることで探究学習への発展も期待できる。
一方、利用にはインターネット環境が必要であり、学校ごとのICT設備や授業時間、教員側の活用体制によって利用状況に差が生まれる可能性がある。
また、教材を配信するだけでは、一時的な視聴にとどまり、子どもたちの行動や継続的な学習まで結びつかないケースも考えられる。
今後は、約7,000校という既存の接点を生かしながら、授業や探究活動の中で継続的に活用される仕組みを構築できるかが重要になるだろう。
GREEN×EXPO 2027の開催前から学びの機会を積み重ねることで、実際に来場する子どもにとっては、環境や未来社会について主体的に考える機会を深めることにもつながりそうだ。
公益社団法人2027年国際園芸博覧会協会 GREEN×EXPO 2027「SDGsラジオ」で全国へ無料配信
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