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N高生がデザインした「CO2を食べる自販機」 名古屋に設置、環境教育との共創進む

PlusWeb3 編集部
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アサヒ飲料は、N高グループの生徒がデザインした「CO2を食べる自販機」を名古屋市の千種キャンパスに設置したと発表した。
脱炭素技術と教育を結びつける共創モデルとして、今後の展開が期待される。

高校生デザインのCO2を食べる自販機

2026年4月17日に設置されたこの自販機は、CO2を吸収する機能を持つ「CO2を食べる自販機」に、高校生によるラッピングデザインを施したものである。
「CO2を食べる自販機」とは大気中のCO2を吸収する機能を持った自動販売機のことで、アサヒ飲料がCO2循環モデルとして掲げているものだ。

対象となったのは、N高等学校などを含むN高グループであり、2026年1月から3月にかけて実施されたプロジェクトを通じてデザインが決定された。

応募総数34作品の中から5作品が最終審査に進出し、3月16日に実施されたプレゼンテーションを経てグランプリが選出された。
最終的に採用されたのはN高2年の橋立靖菜氏の作品であり、「空気をギフトへ」というテーマのもと、CO2の回収と再利用の流れを視覚的に表現している。

本プロジェクトは、アサヒ飲料のビジョン施策「100 YEARS GIFT」の一環として実施された。企業側が講義を提供し、生徒がその理解を踏まえて制作に取り組む構造となっており、単なるコンテストではなく教育的プロセスを重視した点に特徴があると言える。

脱炭素×教育共創の可能性と課題

今回の取り組みは、環境技術と教育を接続する新たなモデルとして評価できる。
企業の脱炭素施策を若年層の創造性と結びつけることで、環境意識の醸成とブランド価値の向上を同時に実現する構造になっているためだ。
特に、CO2の資源循環という抽象的な概念を、視覚的デザインとして具体化した点は教育的効果が高いと考えられる。

一方で、実装面でのインパクトには慎重な評価も必要だろう。
CO2吸収技術そのものの効果量やコスト効率は限定的である可能性があり、単体での脱炭素貢献は象徴的な意味合いにとどまる側面があると考えられる。
また、企業主導のプロジェクトである以上、教育的意義とマーケティングの境界が曖昧になるリスクも否定できない。

今後は、このような共創モデルが他地域や他分野へ拡張されるかが焦点となりそうだ。
単発のプロジェクトに終わらず、継続的な教育プログラムや技術実装へと発展すれば、環境分野における人材育成と社会実装の橋渡しとして機能する可能性がある。

アサヒ飲料プレスリリース

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