米Appleは新型ワイヤレスイヤホン「AirPods 5」を発表した。
ANC性能と音質を高め、Siri AIのハンズフリー操作やライブ翻訳に対応する。日本では9月18日に発売し、価格は23,800円(税込)からとなる。
Siri AIをハンズフリー操作、ライブ翻訳にも対応
2026年9月9日に発表されたAirPods 5は、オープンイヤー型で業界最高クラスをうたうアクティブノイズキャンセリング(ANC※)を搭載する新モデルである。
新しい音響アーキテクチャとコンピュテーショナルオーディオにより、ANC搭載AirPods 4と比べて最大50%多く雑音を除去するという。また、外部音取り込みや適応型オーディオ、会話感知にも対応している。
また、Apple Intelligence対応iPhoneと組み合わせたSiri AIによる操作も可能となった。
メッセージやEメール、写真などのパーソナルコンテクストを踏まえ、曲の再生や予約情報の確認、対応アプリの操作などを音声だけで実行できるという。
うなずきや首振りによる応答にも対応している。
ライブ翻訳では、事前に言語を設定し、AirPodsの軸を同時に押すかSiriへ指示することで、会話を希望言語で聞ける。本機能自体は、対応するAirPods全ラインナップで利用可能となる。
なお、Siri AIは9月15日に英語でベータ提供が開始され、日本語対応は10月を予定している。
AirPods 5の通常モデルは23,800円(税込)、ワイヤレス充電ケース付きは27,800円(税込)となる。後者は軸のスワイプによる音量調節に対応しており、ANC有効時で最大5時間、ケース併用で最大22時間再生できる。
※ANC:Active Noise Cancellationの略。周囲の雑音をマイクで検出し、逆位相の音を生成して騒音を低減する技術。
イヤホンのAI端末化 利便性と利用条件が焦点か
AirPods 5は、イヤホンを音楽再生機器としてだけでなく、AIへのアクセス手段として位置付けた製品と言える。
Siri AIが個人情報やアプリ操作と結び付けば、移動中や作業中でも画面を見ずに情報取得や指示ができる場面は増えることが見込まれる。ライブ翻訳も旅行や接客などで活用範囲を広げるだろう。
一方、AI機能の価値はAirPods単体では完結しない。
Apple Intelligence対応デバイスや最新OS、対応言語などが必要で、さらにSiri AIは当初英語のみとなるため、地域によって機能差が発生する期間があることは留意しておく必要がありそうだ。
今後はSiri AIの日本語対応や対応アプリの広がりによって、AirPodsが日常のAI操作基盤としてどこまで定着するかが焦点となるだろう。
音質やノイズ低減だけでなく、ハンズフリーで何を任せられるかを、Appleはイヤホン選びの競争軸として今後は打ち出していくかもしれない。
Apple 「Apple、クラス最高のオープンイヤー型アクティブノイズキャンセリングを搭載したAirPods 5を発表」
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