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3Dmapspocketが一般道点群データを11都県で拡大 建設・不動産の現地調査を効率化

PlusWeb3 編集部
PlusWeb3 編集部 Web3・AI専門メディア

ダイナミックマッププラットフォームは、国内向け3D空間サービス「3Dmapspocket」の一般道点群データ提供エリアを11都県で拡大した。建設やインフラ管理、不動産開発などで、現地訪問前の状況確認や計測、関係者間の情報共有に利用できる地域が広がる。

一般道と生活道路の3Dデータを11都県で拡充

2026年7月30日に発表された提供エリア拡大では、同社が保有するデータに加え、NTT MEが取得した3次元点群データ(※)が3Dmapspocketへ新たに登録された。
対象は関東、中部、東北地方にまたがる11都県の一部地域で、東京都内、神奈川県県央、千葉県房総、愛知県名古屋市内などが主な追加範囲となる。

このほか、埼玉県、群馬県、栃木県、長野県、新潟県、福島県、宮城県の一部でも利用可能範囲を拡大した。従来の高速道路や自動車専用道路、国道、主要幹線道路に加え、一般道や生活道路を含む道路空間まで確認しやすくなる。

3Dmapspocketは、全国の道路に関する高精度な点群データとGoogle Photorealistic 3D Tilesを統合し、ブラウザ上で距離、高さ、道路幅員の計測や設備配置などを行えるサービスである。
現地へ出向く前に周辺環境を把握できるため、建設・土木工事の事前調査、道路や橋梁の維持管理、不動産開発、交通事故調査、防災、自治体業務などでの活用が想定される。

※3次元点群データ:レーザーなどで取得した多数の点に位置情報を持たせ、道路や建物、地形を立体的に再現するデータ。距離や高さの計測、構造物の把握などに利用される。

現地調査を減らす一方、データ更新と範囲が課題

一般道データの拡充は、現地調査にかかる移動時間や人員負担を減らし、初期検討を迅速化する効果が期待できる。
特に複数の企業や自治体が関わる案件では、同じ3D空間を参照しながら議論できるため、認識のずれを抑え、調査計画や施工前協議の効率向上につながる可能性がある。

不動産開発では周辺道路や高低差の事前確認、インフラ管理では対象設備への接近経路や周辺構造の把握などに役立つだろう。災害対応でも、平時のデータを基準として被災前後の状況を比較できれば、現地確認を補完する情報基盤になりうる。

一方、3Dデータは取得時点以降の工事や建物変更を自動的に反映するものではない。実務で判断材料として使うには、撮影・計測時期や精度、更新頻度を確認し、必要に応じて現地調査と組み合わせる運用が欠かせない。
また、今回の拡大対象は11都県全域ではなく一部地域であり、地方部を含むカバレッジの差も残る。

同社は今後、NTT MEなどのパートナー企業との連携を通じ、対象地域と機能を広げる方針だ。利用可能範囲と更新体制が継続的に整えば、3D空間データは専門的な測量用途にとどまらず、建設、不動産、交通、自治体の共通業務基盤として定着する可能性がある。

ダイナミックマッププラットフォーム プレスリリース

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