仮想通貨TONが2025年上半期ロードマップを発表

2025年1月22日、仮想通貨TON(The Open Network)は2025年上半期のロードマップを発表した。このロードマップには、いくつかの重要なアップグレードと新機能が含まれている。
目次
主な内容
TONは2025年上半期にアクセラレータアップグレードを実施し、ノードのパフォーマンス向上を目指す。
具体的にはシャードチェーン(ブロックチェーンのデータを分割して処理する単位)追跡の最適化や、バリデータ機能の分離(取引検証と整合性維持の役割を分けることで、検証プロセスを最適化する手法)が行われ、無限シャーディングを可能にする。
これにより、ネットワークの安定性を高めていく予定だ。
さらにLayer-2決済ネットワークを導入し、マイクロ手数料での即時送金や資産のスワップを容易にする。また、スマートコントラクト機能の強化や、TOLK 1.0プログラミング言語の新バージョン開発も計画されている。
ビットコインとのクロスチェーンソリューション「TON BTCテレポート」も立ち上げられているため、異なるブロックチェーン間での資産移動も可能になる予定だ。
今後の展望
TONによる2025年上半期のロードマップは、スケーラビリティやユーザーエクスペリエンスの向上を目指しており、特に高頻度取引や即時応答が求められるゲーム分野での利用などが期待されている。
これらのアップグレードはTONの競争力を高めると考えられる。Ethereumなどの他のプラットフォームに対抗するための重要なステップとなるだろう。