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設計者の部品調達が変わる ミスミ「meviy」に生成AIチャット本格搭載

PlusWeb3 編集部
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2026年2月24日、株式会社ミスミは、機械部品調達AIプラットフォーム「meviy」に大規模言語モデルを活用したAIチャットボットを本格搭載したと発表した。日本発の製造業向けAI基盤におけるサポート高度化の動きである。

meviyにLLM搭載、サポート刷新

ミスミが提供する「meviy」は、機械部品の3DデータをアップロードするだけでAIが即時見積もりを行い、独自のデジタル製造システムにより最短1日出荷を実現するプラットフォームである。部品調達時に発生していた見積依頼や図面確認などの作業時間を9割以上削減し、設計・購買現場の効率化を進めてきた。

一方で、サービス拡充に伴い対応材質や加工条件、各種機能は大幅に増加。技術・操作マニュアルは300ページを超え、必要情報にたどり着くまで時間がかかるとの声が増えていた。また、従来のキーワード検索型やシナリオ型チャットボットでは、専門性が高く曖昧さを含む質問への対応に限界があった。

この課題を受け、生成AIコンサルティングに強みを持つEdgeXと共同で、最新の大規模言語モデルを活用した専用AIチャットボットを開発。2025年のテスト運用を経て本格搭載に至った。

新機能は膨大なマニュアルを学習し、回答とともに根拠となる表や参照リンクを提示する。複数のAIエージェントによる自動検証とマニュアル更新との連携により、常に最新情報を反映する仕組みも整えた。

効率化の加速とAI依存リスク

今回の実装による最大のメリットは、情報探索コストの劇的な削減である。曖昧な質問でも文脈を踏まえて回答を導くため、設計者や調達担当者は試作や改善といった付加価値業務に時間を振り向けやすくなる。知識へのアクセスが対話型へと進化することで、製造業における意思決定のスピードは一段と高まる可能性がある。

一方で、生成AIの回答を過信するリスクは無視できない。提示された内容が常に最適解とは限らず、最終判断を人が担う体制が不可欠となる。特に加工条件や材質選定を誤れば、品質やコストに直結するため、AIと人の役割分担の設計が今後の鍵になる。

将来的には、調達のみならず設計支援やコスト最適化提案へと機能が拡張する可能性もある。LLM(※)を基盤とした知識統合が進めば、製造業の業務フローそのものが再設計される局面も想定できる。

meviyの取り組みは、部品調達を起点にものづくりのデジタル化を一段押し進める革新的取り組みと言えよう。

※大規模言語モデル(LLM):大量の文章データを学習し、人間の言語を理解・生成するAI技術。質問応答や要約など多様な用途に活用されている。

プレスリリース

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