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ラテンアメリカ最大手のMercado Bitcoin、XRPレジャー上で約300億円相当の資産をトークン化へ

PlusWeb3 編集部
PlusWeb3 編集部 Web3・AI専門メディア

2025年7月4日、ブラジル拠点の仮想通貨取引所Mercado Bitcoin(MB)が、XRPレジャー(XRPL)上で2億ドル(約300億円)を超える実世界資産のトークン化計画を発表した。対象には債券や株式収益商品が含まれ、南米で最大規模となる見通しだ。

XRPレジャー上で南米最大の資産トークン化が始動

仮想通貨取引所Mercado Bitcoin(MB)は、リップル社が支援するブロックチェーン基盤「XRPレジャー(XRPL)(※1)」上で、2億ドル(約300億円)超の許可制実世界資産(Real World Assets=RWA)(※2)のトークン化を進めると明かした。今回対象となるのは、債券や株式に裏付けられた収益商品など多様な金融資産である。

同社によれば、この取り組みは南米圏の機関投資家によるXRPL活用としては過去最大級になる予定で、技術面および規制面での整備が進む中で実現が可能となったという。MBはこれを国際戦略の一環と位置づけ、南米と欧州市場におけるデジタル商品へのアクセスと流動性の強化を図る方針である。

MBはすでに、プライベートクレジット資産のトークン化において世界上位5社に数えられており、これまでに10億レアル(約290億円)以上のRWAをトークン化。しかもその実績において、デフォルト率ゼロという安定性を維持してきた。

なお、リップル社およびボストン・コンサルティング・グループの試算では、2033年にRWA市場は19兆ドル規模に達する見通しであり、これはDeFiやNFT以上に制度金融との接続性を持つ成長分野である。

※1 XRPレジャー(XRPL):リップル社が開発を主導する分散型台帳技術。トランザクション処理の速さと低手数料が特徴。スマートコントラクトやトークン発行機能も持つ。

※2 実世界資産(RWA):現実世界に存在する不動産・債券・株式などの金融資産を、ブロックチェーン上にデジタル化(トークン化)して表現したもの。資産の移転や売買を容易にし、透明性・効率性を高める利点がある。

Mercado Bitcoinが牽引する新興国市場、規制整備が次の鍵か

Mercado Bitcoinの取り組みが成功すれば、他の新興国市場への波及が進むと予想される。

特にリップル社が支援するXRPLという、安定した基盤が用いられている点は、技術的・信頼性の両面で先行事例としてのインパクトが大きいと考えられる。

今後の焦点は、国際的な規制整備と、より高度なマーケットインフラの構築に移ると思われる。

MBのような先行事業者が、規制当局との連携や第三者監査機能の導入を進めれば、信頼性の高い市場環境を構築できるかが問われることになるだろう。そうした枠組みが整えば、トークン化資産が従来の証券市場を補完し、分散型金融の実用段階への扉を開くことになるはずだ。

トークン化の波は、いよいよ地域の垣根を越えた本格的な展開フェーズに入ったと言えるだろう。

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