暗号資産交換業者のビットバンクは、イーサリアム(ETH)を対象とするステーキングサービスの提供を開始した。
受取設定を有効にした利用者には毎週報酬を付与し、ロック期間を設けず、いつでも売却や出金ができる。
ETH保有者に毎週報酬、ロック期間なし
2026年8月25日、ビットバンクは、イーサリアム(ETH)を対象とするステーキング(※)サービスの提供を開始した。
利用者が取引口座で保有するETHについて、同社が実施したステーキングで受領した報酬の一部を、受取設定を有効にした利用者へ付与する仕組みだ。
報酬は毎週月曜日の午前8時ごろに付与される。
利用者側に拘束期間はなく、受取設定を有効にした状態でもETHをいつでも売却、出金できる。
利用にはサービス利用規約への同意と受取設定の有効化が必要で、設定画面から手続きできる。
同社が示した参考値では、ETHのステーキング年率は2.83%、手数料控除後のお客さま利回りは1.78%となっている。
ステーキング年率はbeaconcha.inが提供するETH.STOREの2025年12月31日時点の値を参照したもので、報酬率は変動する。
また、お客さま利回りも実際の年率とは異なる場合があり、将来の受取額を保証するものではない。
なお、ステーキングに用いる数量や実施時期はビットバンクが決定し、個々の利用者へ実施の都度案内する仕組みではない。
個人が受け取るステーキング報酬については、一般に雑所得などとして課税対象となり、所得状況によっては確定申告が必要になる場合があると同社は案内している。
※ステーキング:保有する暗号資産をブロックチェーンの運用に活用し、その対価として報酬を得る仕組み。今回のサービスでは利用者自身が直接運用するのではなく、ビットバンクが実施したステーキング報酬の一部を受け取る。
手軽さが強み、変動報酬と税務に注意
毎週の報酬付与とロック期間なしという設計は、ETHを保有しながら報酬獲得も目指したい利用者にとって利便性が高いと考えられる。
必要に応じて売却や出金ができるため、資金の柔軟性を保ったままサービスを利用できる点はメリットと言える。
一方、表示される利回りは固定ではなく、ステーキング報酬の変動や手数料の影響を受ける。
参考値として示された1.78%も将来の受取額を保証するものではないため、利用者は実際の受取額が変動することを踏まえて利用する必要がある。
また、毎週報酬が付与される仕組みでは、税務処理に備えて受領額や取引履歴を継続的に管理することも重要になると考えられる。
手軽に報酬を受け取れる一方、こうした管理負担には注意が必要になりそうだ。
今回の提供開始により、利用者にとっては保有中のETHを売却せずに報酬獲得を目指せる選択肢が増えるだろう。
今後は、毎週報酬が付与される仕組みや資産を拘束しない利便性が利用者にどの程度受け入れられるかに加え、変動する利回りや実際の受取額を分かりやすく示していけるかが、サービス定着を左右する要素になりそうだ。
ビットバンク 「毎週報酬が受け取れる『ステーキングサービス』提供開始!」
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