2026年7月16日、イノモ日本はAI×ARスマートグラスの最新モデル「INMO GO3」を同月30日に日本で発売すると発表した。世界No.1ブランドの最新機が、スマートフォンを取り出さない新たな日常体験を提供する。
リアルタイム翻訳や議事録作成をメガネ一つで実現する最新デバイス
イノモ日本が投入する「INMO GO3」は、日常的に着用可能な次世代型AIスマートグラスである。
本体重量は約58gという軽量設計を実現しており、アルミニウム合金とPA素材を採用したフレームによって自然な外観を仕上げた。両眼のMicro-LED(※)ディスプレイが視界の中に情報を投映し、スマホを開くことなく多様な機能へアクセスすることを可能にする。
本機能の核となるのは、98言語に対応した高度なAIリアルタイム翻訳だ。
会話や講演の音声データが文字起こしされ、グラス上に直接字幕として表示される仕組みを持つ。専用アクセサリーと連携すれば、海外出張やインバウンド対応におけるスムーズな双方向コミュニケーションを支援する強力なツールとなるだろう。
さらに、AIテレプロンプターや議事録の自動生成といったビジネス支援機能も充実している。
発話速度に合わせて原稿がスクロールされるため、登壇時にも自然な視線を保持しやすい。物理的にレンズを遮蔽できるカメラプライバシーカバーも備えており、周囲への配慮が求められる現場でも安心して使用可能だ。
※ Micro-LED:微細な発光ダイオードを用いた表示技術。高輝度・高コントラストでありながら消費電力が小さく、屋外での視認性に優れる。
普及へのハードルと課題 ウェアラブルAIが牽引する次世代インターフェース
「INMO GO3」の登場は、ビジネスパーソンの作業効率を大幅に向上させる可能性を秘めている。
ハンズフリーで案内ナビや会議メモを確認できる環境は、マルチタスクが求められる現代のワークスタイルに合致する。99,800円という価格設定も、先進的なガジェットを導入したい層にとっては現実的な選択肢になり得る。
一方で、スマートグラス全般が抱える社会的な受容性やバッテリー駆動時間の制限は克服すべき課題と言える。
カメラ搭載端末に対するプライバシーへの不審感は依然として根強く、公共空間での利用ルール確立には一定の時間を要する見込みだ。専用ケースによる充電システムを搭載しているものの、長時間使用における使い勝手には個人差が出る可能性がある。
とはいえ、世界で累計10万台以上の出荷実績を持つブランドの日本参入は、市場活性化の起爆剤となる公算が大きい。
スマートフォン依存からの脱却を目指すウェアラブル端末の進化は、今後の働き方やコミュニケーションのあり方を根本から再定義していくと考えられる。