シャープが国内向け初のスマートウォッチ「からだメイト Watch」を発表した。
米HEALBE Corporationの技術を活用し、摂取カロリーを自動で推定できる機能を搭載している。
消費カロリーや体内の水分バランスもモニタリング可能だ。
摂取カロリーを自動測定 シャープ初のスマートウォッチ登場
シャープは2026年7月9日、同社初のスマートウォッチ「からだメイト Watch」を発売すると、同年6月16日に発表した。健康管理機能を前面に打ち出した新製品となる。
「からだメイト Watch」には、米HEALBE Corporationの特許技術「FLOWテクノロジー(※)」が採用されている。
生体電気インピーダンスセンサーを活用し、体内の水分移動や糖の変化を解析することで、食事内容を入力しなくても摂取カロリーを自動で推定する。
さらに、活動量から消費カロリーを算出し、日々のカロリー収支を確認できる。
加えて、水分バランスのモニタリング機能を搭載し、不足時には音や振動で通知する。
心拍数や血中酸素レベル、皮膚温度、GPS、歩数なども測定可能で、さまざまな健康データを一元的に管理できる仕様だ。
さらに、独自UX「サーキットビュー」も採用されている。
起床時は睡眠や天気、日中は活動量、夜は翌日の予定など、時間帯に応じて表示内容が自動で切り替わる設計となっている。
ハンドソープ洗浄や5ATM・IPX8・IP6X相当の防水防塵性能にも対応し、ビジネスから日常生活まで幅広い利用を想定している。
※FLOWテクノロジー:HEALBE Corporationが開発した生体データ解析技術。体内の水分移動や糖の変化を測定し、摂取カロリーや水分バランスを推定する健康管理向け技術。
健康管理の手間を減らす一方、精度と普及には課題も
今回の製品は、食事管理まで自動化することで、健康管理の対象領域を広げる可能性がある。
手入力せずに摂取カロリーを把握できれば、ダイエットや生活習慣改善を継続しやすくなるだろう。
一方で、摂取カロリーは推定値であり、実際の摂取量とは異なる場合があるとメーカーも説明している。
また、高い精度を得るためには1日22~23時間の装着が推奨されており、利用者によっては負担を感じる可能性もある。
医療機器ではないため、健康状態の診断目的では使えない点にも注意が必要だ。
将来的には、AIやセンシング技術の進歩によって、より高精度な健康予測や個人ごとの生活改善提案へと発展する可能性もある。
「食べた量を自動で把握する」という新たな価値が利用者に受け入れられれば、健康管理デバイス全体の進化を促す契機になるかもしれない。
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