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AIが肌の未来を予測 ファンケル、無料の肌健康測定サービスを全国直営店で開始

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PlusWeb3 編集部 Web3・AI専門メディア

2026年3月9日、化粧品・健康食品大手のファンケルは、AI解析を活用して現在の肌状態と将来の肌リスクを測定する無料カウンセリングサービス「FANCL SKIN PATCH(ファンケル スキンパッチ)」を開始した。全国の直営店舗で実施する。

AI解析で肌の健康測定 無料カウンセリング開始

ファンケルが開始した「FANCL SKIN PATCH(ファンケル スキンパッチ)」は、専用テープを用いて肌表面の角層を採取し、AI解析によって肌の健康状態を測定するカウンセリングサービスである。所要時間は約30分で、利用には公式サイトからの事前予約が必要となる。

同サービスは、同社が20年以上続けてきた角層のたんぱく質研究と、特許取得のAI解析技術を組み合わせて開発された。角層の「形」や「大きさ」といった状態に加え、肌の美しさに関わるたんぱく質の特徴を独自の計算式で分析する仕組みだ。

解析結果は「毛穴抗炎症力」「抗ストレス力」など7つの指標として数値化される。これにより、個々の肌状態を多角的に把握できるようになる。

さらに、診断結果をもとに、スキンケア方法だけでなく、食事や睡眠などの生活習慣を含むインナーケア(※)のアドバイスも提供する。化粧品販売にとどまらず、肌状態の科学的分析と生活改善提案を組み合わせたカウンセリングサービスとして位置づけられている。

※インナーケア:肌や体の状態を外側からの化粧品だけでなく、食事や睡眠、運動など体内環境の改善によって整える考え方。近年、美容業界ではスキンケアと並ぶ重要なアプローチとして注目されている。

AI美容の広がり 個別化の利点とデータ課題

AI解析を活用した美容サービスは、スキンケアの「個別最適化」を進める技術として注目されつつある。従来の肌診断は水分量や油分量といった表面的な指標が中心だったが、たんぱく質レベルの分析が可能になれば、より精度の高いケア提案につながる可能性がある。

特に、将来の肌リスクを予測できる点は大きな利点と考えられる。現在の肌状態だけでなく、炎症耐性やストレス耐性などを数値化できれば、トラブルが起きる前の予防的なケアが行いやすくなる可能性がある。

一方で、こうしたサービスの普及に伴い、肌データの扱いは重要な課題になる可能性がある。肌の状態は個人の生体情報に近い性質を持つため、データの管理方法や利用目的の透明性がこれまで以上に求められるだろう。

それでも、AI解析を店頭体験として無料提供する取り組みは、美容業界におけるデータ活用の入り口となる可能性がある。リアル店舗とAI診断を組み合わせたサービスは、今後の化粧品ビジネスの新しいモデルとして広がる可能性もある。

ニュースリリース

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