2026年2月10日、家電量販大手ノジマは、ロボットを体験・導入できる常設ショールーム「MIRAI ROBO SQUARE」を東京都港区に開設すると発表した。法人をはじめ、一般客も利用可能である。
ノジマ、20社超のロボットを集めた体験型拠点を開設
ノジマは2026年2月19日、品川インターシティ内に「MIRAI ROBO SQUARE(ミライロボスクエア)」を開設する。
ロボット技術をより身近に感じてもらい、未来のロボット社会を体感してもらうことで、ロボット技術の交流と文化の発展に貢献することを目指しているという。
同施設では、CYBERDYNEの装着型サイボーグ「HAL」をはじめ、アイリスロボティクスの清掃ロボット「Whiz iアイリスエディション」、Doogの協働運搬ロボット「THOUZER」、長倉製作所のヒューマノイドロボット(※)「ミロカイ」、SHARPの「ポケとも」、MIXIの「Romi(ロミィ)」などが展示される。
開設時点で国内外約20社が参画しており、今後も出展企業は拡大する見通しだ。
本施設は、企業向けショールームにとどまらず、一般客による見学や購入相談も可能としている。
また、2月19日のオープン当日はヒューマノイドAIロボット「ミロカイ」が来場者を迎え、ノジマが掲げる“デジタル一番星”の理念を体現する演出が行われる予定となっている。
※ヒューマノイドロボット:人型の外観や動作を持ち、人との自然な対話や協働を目的に設計されたロボットの総称。
体験型拠点が生む普及加速と、実装フェーズの課題
ミライロボスクエアの開設は、ロボット導入に対する心理的ハードルを下げる効果が期待される。実機に触れ、価格帯や用途を具体的に把握できる環境は、導入判断に慎重な企業や個人にとって大きなメリットになるだろう。
特に、人手不足が深刻化する医療・介護・小売分野では、検討から導入までのスピードが上がる可能性がある。
一方で、体験の場を提供するだけでは普及は限定的になる恐れもある。
導入後の運用支援や保守、現場業務への適合といった実装フェーズの課題は依然として重いはずだ。ショールームが販売前の“見せ場”に終わるか、長期的な導入支援拠点となるかが成否を分けることになりそうだ。
ノジマにとっては、家電販売で培ったサポート力をロボット分野に展開できるかが焦点となるだろう。本施設の展開が成功すれば、ロボットが「特別な技術」から「選べる商品」へと変わり、新たな流通モデルが形成されるかもしれない。
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