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グレースケール、分散型AIの新ファンド開始 TAOやNEARなど暗号資産5銘柄

PlusWeb3 編集部
PlusWeb3 編集部 Web3・AI専門メディア

2025年7月29日、米暗号資産運用会社グレースケールは、AIおよびブロックチェーンをテーマとした新ファンド「Grayscale Decentralized AI Fund」の提供を発表した。
ファンドはTAOやNEARなど5銘柄で構成され、適格投資家向けに展開される。

グレースケール、新たに分散型AIファンドを立ち上げ

米グレースケールは7月29日、新ファンド「Grayscale Decentralized AI Fund」の提供開始を発表した。
暗号資産とAIの融合に着目し、AI分野に関連する暗号資産を対象としたバスケット型ファンド(※1)で、適格投資家に限定して提供される。

同ファンドは、現時点で5つの暗号資産で構成されており、構成比率は2025年8月4日時点でTAOが28.67%、NEARが29.30%、RENDERが17.86%、FILが15.47%、GRTが8.70%となっている。構成銘柄は今後変更される可能性があるという。

グレースケールによれば、ファンドは分散型AI(※2)サービスを構築するプロトコル、中央集権的AIの課題に対するソリューションを提供するプロトコル、AI開発に必要なインフラを担うプロトコルへの投資を通じて構成される。
投資配分は各銘柄の時価総額に基づいて決定され、四半期ごとにリバランスが行われる。

なお、1つの資産がファンド全体のパフォーマンスに過度な影響を与えないよう、個別資産の上限は30%に設定されている。
また、グレースケールは本ファンド以外にも、「Grayscale Digital Large Cap Fund(GDLC)」および「Grayscale Decentralized Finance(DeFi)Fund(DEFG)」などのファンドも展開している。

※1 バスケット型ファンド:複数の銘柄や資産をまとめて1つのパッケージとして組み込み、そのまとまり全体に投資できるファンド。

※2 分散型AI:特定の中央管理者を持たず、ブロックチェーンなどの分散技術を活用して構築された人工知能の仕組み。構造上の透明性や耐改ざん性が高いとされる。

分散型AI投資の拡大 技術革新と市場需要の高まりに対応

生成AIの急速な普及により、AIの運用基盤における透明性・公平性・検証性の重要性が増すなか、中央集権型AIに対する分散型技術の対抗軸の可能性に着目した今回の新ファンドは、ブロックチェーンを活用した分散型アプローチの代替手段として注目できる。

TAOやRENDERといったプロトコルは、分散型AIインフラや計算資源の提供といった領域で独自のポジションを確立しつつあるため、それらをファンドに組み込み、AI関連銘柄へのアクセスを効率化できる点は投資家にとっての利点となるだろう。

一方で、分散型AI自体がまだ初期段階にあることから、トークンの価格変動や技術的課題、規制の不確実性といったリスクも無視できない。
特に、個々のプロトコルの実用性や普及度が不透明な段階では、構成比率の見直しタイミングや市場全体の動向がファンドの成否を左右する可能性がある。

それでも、グレースケールのような大手資産運用会社が分散型AIを投資対象に取り入れた意義は大きく、今後のWeb3とAIの接続領域に対する機関投資家の関心拡大を促すきっかけとなりうる。

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