2026年9月25日、ソフトバンク株式会社はMetaの最新AIグラス「Ray-Ban Meta(Gen 3)」の取り扱いを開始した。国内の通信事業者(MNO)として同製品を展開するのは同社のみとなる。
ソフトバンクが最新AIグラスを独占展開 新モデルの発売を開始
ソフトバンク株式会社は、MetaのAI(人工知能)グラス「Ray-Ban Meta(Gen 3)」の取り扱いを、グローバルでの発売開始直後となる2026年9月25日に開始した。購入はソフトバンクオンラインショップおよび一部のソフトバンクショップにて可能となる。あわせて同日より「Meta Glasses by LISA」を含む「Meta Glasses」のラインアップ拡充も行われた。国内の通信事業者(MNO)としてこれらの製品を取り扱うのはソフトバンクのみとされる。
同社は2026年6月に国内MNOとして初めて前世代機「Ray-Ban Meta(Gen 2)」の販売を開始し、同年8月には「Meta Glasses」の取り扱いを始めるなど、ウェアラブルAI分野のラインアップを急速に展開してきた。今回登場した「Ray-Ban Meta(Gen 3)」は、マイクやバッテリーなどの基礎性能の向上が図られている。
展開されるバリエーションは、新たなデザインを含む3種類のフレームと、クリア、偏光、Transitions®(調光)という3つのレンズを組み合わせた計6種類に及ぶ。さらに「Meta Glasses」においては、数量限定となる「Meta Glasses by LISA」を2種類展開するほか、2種類のフレームが新たに追加された。取扱店舗では試着や機能体験の機会も順次提供される見通しだ。
※MNO:Mobile Network Operatorの略で、自前の移動体通信網を保有して携帯電話サービスなどを提供する電気通信事業者のこと。
国内でのAIグラス普及に向けた見解 導入のメリットと残る課題
今回のラインアップ拡充は、国内のスマートデバイス市場におけるソフトバンクの存在感を一段と高める戦略と考えられる。日常的に着用するアイウェアと高度なAI機能を融合させたデバイスは、スマートフォンに続く新たな情報端末として期待を集める。
その最新世代を通信事業者として独占的に取り扱うことは、先進的なテクノロジーを求める層の顧客獲得につながると予測される。 デバイスの多機能化に伴い、購入後の設定や操作に対するユーザーの不安をいかに解消するかが普及の鍵を握ると言えそうだ。
ソフトバンクはこの点を見越し、自社オンラインショップでの購入者も含め、全国のソフトバンクショップで初期設定などの店頭サポートを提供する体制を整えた。有償のサポートプランを活用することで、デジタル機器の操作に不慣れな層でも安心して利用できる環境が整備されつつあると言える。
もっとも、実店舗での試着展示や限定モデルの在庫展開には地域差や数量の限度が存在するため、すべてのユーザーへ均一に体験機会が行き渡るかという課題も残る。実店舗での手厚いサポート体制とオンラインの利便性を組み合わせることで、新ジャンルであるAIグラスの定着を促進できるかが今後の焦点となるだろう。
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