米Metaは「Meta Connect 2026」で、約100gの超軽量VRデバイス「Meta VR Glasses」を発表した。
Meta Quest 3の5分の1の軽さを実現し、2027年春の発売を予定する。AIグラスの新製品やMuseの機能拡充も明らかにした。
約100gのVRグラス、Quest 3の5分の1に
2026年9月24日、Metaは「Meta Connect 2026」で、新型VRデバイス「Meta VR Glasses」を発表した。
シネマ、ワークスペース、ゲーム機の機能をグラス型デバイスにまとめた製品で、重量は約100gとMeta Quest 3の5分の1の軽さになる。
価格は1,299.99米ドルで、日本円価格は現時点で明らかにされておらず、2027年春の発売を予定している。
軽量化のため、バッテリーとプロセッサーを本体から分離し、ベルトやポケット、バッグに装着できる外部パックに収める2パーツ設計を採用した。
ディスプレイにはmicro-OLED(※)パネルを使った「5K Infinite Display」を搭載する。
操作にはコントローラーを必要とせず、アイトラッキングとハンドジェスチャーを利用する。
テーブルやデスクをキーボードとタッチパッドとして使えるほか、複数の仮想ディスプレイを表示し、外部デバイスの画面を拡張することも可能だ。
Meta AIにワークスペースの再配置や動画アプリでの映画再生を依頼できる。
またMetaは、今後数か月のうちにAIグラスへMuseを導入する方針も示した。
ただし、日本でのAIグラスにおけるMuseの対応時期は未定である。
AIグラスでは、薄型化したデザインやアクションボタン、長時間バッテリーを備える次世代モデル「Ray-Ban Meta (Gen 3)」も発表された。
※micro-OLED:シリコン基板上に有機ELを形成する小型ディスプレイ。高精細化しやすく、VR・AR機器などに利用される。
軽量化で用途拡大へ、外部パックは課題にも
Meta VR Glassesの約100gという軽さは、VR機器の利用場面を広げる要素になりそうだ。
従来のヘッドセットより顔への負担を抑えられれば、映画やゲームだけでなく、複数画面を使う仕事や長時間のコンテンツ視聴でも利用しやすくなる可能性がある。
特に、視線と手の動きによる操作や仮想ディスプレイを組み合わせることで、専用コントローラーを取り出さずに作業できる点は利便性につながるだろう。
MuseのAIグラスへの展開も踏まえると、同社のデバイス戦略はAIとグラス型端末の融合を軸に進むと考えられる。
一方、軽量化は本体だけで完結する設計ではない。
バッテリーとプロセッサーを外部パックに分離しているため、利用時には別ユニットを携帯する必要があり、取り回しや装着方法が実際の使い勝手を左右しそうだ。
また、日本での販売価格も普及を考えるうえで重要な要素となる。
高性能な表示機能や軽量設計が利用者にどこまで評価されるかに加え、価格と携帯性のバランスが普及の焦点になるだろう。
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