株式会社Fanplaは、Fanplusと共同で『中津川 WILD WOOD 2026』向けの限定プレミアム体験を発表した。
暗号資産「Fanpla(FPL)」で購入できるバックステージツアーや出演者との乾杯企画をFanpla Marketで販売し、収益を復興支援や地域の音楽活動支援につなげる。
FPL決済限定で舞台裏ツアーや乾杯企画を販売
2026年9月10日、ブロックチェーンを用いたサービスを手掛けるFanplaは、ファンクラブ運営やアーティストグッズ販売などを展開するFanplusと共同で、『中津川 WILD WOOD 2026』向けのプレミアム体験企画を発表した。
同イベントは9月19日と20日に岐阜県中津川公園内で開催され、企画の販売は9月11日19時からFanpla Marketで開始する。いずれもFPL(※)決済限定・先着順となる。
「バックステージツアーPASS」は各日10点限定で、Fools Goldステージの舞台裏を巡る企画だ。
参加権に加え、公式ロゴTシャツ、ラミネートパス、デジタル参加証明書が付属し、価格は62,500FPL(税込)である。
販売開始時の想定レートである1FPL=0.16円で換算すると、約1万円相当となる。
「乾杯PASS」は各アーティスト10点限定で、湖畔で出演アーティストと乾杯できる体験である。
ドリンクとフード、集合写真、公式ロゴTシャツ、デジタル参加証明書を含み、価格は125,000FPL(税込)だ。同じ想定レートで換算すると、約2万円相当となる。
本企画の収益は、熊本の震災復興支援と「中津川中学生吹奏楽クラブ」の整備支援に寄付される。
※FPL:Fanplaプロジェクトの中核を担う暗号資産。限定チケットや希少グッズの優先取得、ファンクラブと連動するメタバース空間のデジタルアセットなどへの活用が想定されている。
リアル体験が実需拡大の鍵、参加ハードルは課題
今回の取り組みの強みは、暗号資産の利用先をフェス会場でしか得られない体験価値と直接結びつけた点にありそうだ。
保有や売買だけではなく、アーティストとの接点や舞台裏体験にFPLを使えることで、ファンはトークンを利用する理由を具体化しやすくなると考えられる。
さらに、購入行為が復興支援や地域の吹奏楽活動への寄付につながる仕組みは、ファンの消費を社会的価値へと循環させる試みと言える。
エンターテインメント体験と支援を一体化できれば、Web3を身近に感じてもらう接点を増やし、FPLの実需拡大につながる事例となる可能性がある。
一方、参加にはFPLをあらかじめ用意し、Fanplaウォレットへ送金する必要があるため、暗号資産に慣れていない層には手続きが負担となりうる。
数量限定かつ先着順で、別途フェスの入場チケットも必要なことから、利用できる対象は限定されるだろう。
今後、同様の仕組みを他のライブやイベントへ広げるには、暗号資産を使う手順の分かりやすさと、FPLでしか得られない体験価値の継続的な設計が重要になるだろう。
リアルイベントでの利用実績を積み重ねられれば、エンターテインメント領域におけるトークン活用の定着につながるかもしれない。
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