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AnthropicがClaude Fable 5.1とMythos 5.1発表 性能と安全性を強化

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米Anthropicが「Claude Fable 5.1」と「Claude Mythos 5.1」を発表した。両モデルはコーディングや知識業務、科学研究で性能を高め、Fable 5.1では価格とデータ保持、セーフガードも見直された。

Fable 5.1を一般提供 Mythosは限定へ

2026年9月1日、AnthropicがClaude Fable 5.1とClaude Mythos 5.1を発表した。
同一基盤だが安全基準が異なり、Fable 5.1は一般提供、Mythos 5.1はサイバー・ライフサイエンス分野の審査済み組織(CVP/LSVP)へ限定提供される。
なお、EU AI ActのAI生成コンテンツに関する透明性義務への対応として、出力には不可視のウォーターマークが導入されている。

Fable 5.1はコーディング、知識業務、長時間の問題解決で性能が向上した。Terminal-Bench-Science 0.1では52.6%(Fable 5は24.7%)、GDPval-AA v2で1853、CursorBench 3.2.0で73.4%を記録し、Mythos 5.1のTerminal-Bench 4.0は60.9%とFable 5.1(55.8%)を上回った。
また、モデルの能力を不正に抽出する蒸留攻撃への対策も強化されている。

科学研究では、Mythos 5.1がタンパク質設計で高親和性バインダーを設計し、12標的へのヒット率は約50%に達した。
さらに、Fable 5.1は金星の約3分の1を2〜3kmの詳細度でマッピングし、Mythos 5.1は7つのオープンソース深層学習モデルを最大2.5倍高速化させた。

価格面では、APIのキャッシュ読み取りを75%値下げし、100万トークンあたり0.25ドルとなった。
入力は10ドル、出力は50ドル(各100万トークン)で据え置かれており、一般的な利用では約25%、高度なエージェント作業では最大約45%のコスト削減につながるという。

安全対策ではセーフガードの精度を改善し、サイバー分野での介入を平均約60%、基礎生物学や医療分野での発動を85%減少させた。脆弱性発見に対応する一方、侵入テストやエクスプロイト生成などはOpusモデルへ振り分ける。
また、顧客側クラウドでデータ管理するEnterprise Frontier Safeguardsを今秋より展開する予定である。

高性能化が広げる活用と安全性の課題 

Fable 5.1において、最も評価できるのは性能向上と利用コスト低下を同時に進めた点だ。
特にエージェント型AIでは処理量が増えやすいため、最大45%のコスト削減は実運用の導入判断を後押しする可能性が高い。

Mythos 5.1では、生命科学やサイバーセキュリティといった専門領域での活用に期待がかかりそうだ。高度な計算やデータ処理をAIが担うことで、専門人材は分析や判断など、より重要な作業に時間を振り向けやすくなるだろう。

一方、性能が高まるほど、安全性との両立には難しさも伴うはずだ。
制限を減らせば利便性は高まるものの、サイバー攻撃や生命科学などでは悪用リスクも大きくなり得る。
高性能化による恩恵とリスクのバランスが、導入時の重要な検討材料になりそうだ。

今後は、モデル性能そのものだけでなく、価格、安全性、データ管理、専門分野への適応力を含めた競争が激しくなると考えられる。
Anthropicが用途別のアクセス管理をさらに広げれば、高性能AIを実務へ組み込む際の安全性を考えるうえで、新たな指針の一つになるかもしれない。

Anthropic ニュースリリース

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