メルコインは「メルカリ」の暗号資産取引サービスで、コインチェックが取り扱うソラナ(SOL)の取引を開始した。メルペイ残高を使い、1円から購入できる。
メルカリでSOL取引、連携銘柄を拡充
メルコインは2026年8月31日から、メルカリアプリ内でソラナ(SOL)の取引提供を開始した。
利用者はメルコインによる媒介を通じ、コインチェックを取引相手としてSOLを売買する仕組みだ。メルカリの売上金を含むメルペイ残高を利用でき、1円から購入できる。
利用にはメルコインの暗号資産取引口座を保有し、アプリ上でコインチェックの連携口座を申し込んで審査を通過する必要がある。ただし、すでにコインチェックで暗号資産取引用口座を開設している場合は連携口座を申し込めない。
また、暗号資産の売買手数料は無料だが、提示価格にはコインチェックのスプレッド(※)が含まれる。
メルコインは2023年3月に暗号資産取引サービスを開始し、2026年3月末時点の累計口座開設数は400万口座を突破した。利用者の約9割は暗号資産取引の未経験層だという。
2026年6月にはコインチェックとの連携を開始し、同社が取り扱う暗号資産のうち12銘柄をメルカリアプリ上で取引可能にしており、今回のSOL追加は銘柄拡充の一環となる。
一方のSOLは、分散型アプリケーションの開発や実行環境を提供するSolanaプラットフォームのネイティブトークンである。
今回の取引開始を記念し、9月1日12時から14日12時まで、所定のページから初めてSOLを購入した利用者に200円分のメルカリポイントを付与するキャンペーンも実施される。
※スプレッド:暗号資産の購入価格と売却価格の差を指す。
初心者の入口拡大、価格変動には注意
今回のSOL追加により、日常的に利用するメルカリアプリから暗号資産へアクセスできる選択肢がさらに広がった形となる。
売上金を原資として1円から購入できるため、まとまった資金を用意せずに取引を始められる点は、暗号資産未経験者の心理的なハードルを下げる要素になりそうだ。
また、メルコイン利用者の約9割が未経験層であることを踏まえると、コインチェックとの連携による銘柄拡充は、初心者が複数の暗号資産に触れる機会を増やす取り組みといえる。
今後も取扱銘柄が増えれば、アプリ内で異なる暗号資産を比較しながら取引する利用者が増えるかもしれない。
一方、SOLを含む暗号資産は価格変動によって損失が生じる可能性がある。
初心者には価格変動や取引コストの仕組みを十分に理解したうえで利用することが求められるだろう。
とはいえ、メルカリという日常サービスの中で取扱銘柄が増えることで、これまで暗号資産に接点を持たなかった利用者も取引を始めやすくなるはずだ。
今後、コインチェックとの連携を通じて取扱銘柄やサービスの選択肢をどこまで広げられるか、引き続き注目したい。
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