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GoogleがExpert Intelligence発表 書籍の知見をGeminiに追加

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米Googleが「Expert Intelligence」を発表した。著者や出版社と協力し、書籍をAIで新たな方法で活用できる機能を提供するほか、今後はGeminiアプリやAI Modeへの展開も予定している。

Expert Intelligenceで書籍の知見をAIに取り込む

2026年8月27日にGoogleが発表したは、信頼できる情報源の知見をGoogle AI製品で活用するための取り組みである。
まずはGemini Notebookを対象に、Google Play Booksで購入した一部の電子書籍を直接追加できるようにした。

追加した書籍について質問すると、その書籍の内容を根拠とした回答を得られるほか、インフォグラフィック、音声概要、クイズなども生成できる。
さらに、好きな著者の知見と利用者自身の情報を組み合わせることも可能だ。

開始時点では、Bloomsbury、De Gruyter Brill、Johns Hopkins University Press、Macmillan Publishers、O’Reilly Media、Penguin Random Houseなど主要出版社の10万冊以上が対象となる。
15人以上のベストセラー作家とも連携し、書籍を補完する情報源や関連コンテンツを組み合わせた「Featured Notebooks」も用意されている。

なお、利用には対象書籍をGoogle Play Booksで所有する必要があり、共有ノートでも利用者自身の購入が求められる。対応状況は書籍詳細ページの「Tools」から確認でき、米国では数量限定で書籍1冊が無償提供される。

Googleは今後、GeminiアプリやGoogle検索のAI ModeでもExpert Intelligence対応コンテンツを利用できる機会を提供する方針だ。
さらに、第三者の購読サービス、ビジネス調査レポート、教科書など、より多くの情報源を追加する予定である。

専門知識をAIで扱う際の利便性と課題

Expert Intelligenceにより、利用者が信頼する書籍や専門家の知見を起点にAIへ質問でき、特定の情報源を軸として考察を深められる点はメリットだろう。
一般的な検索では得にくい、特定の著者や書籍の考え方を踏まえた回答を得られるため、業務上の学習や企画検討に役立つ可能性がある。

また、書籍を要約するだけでなく、図解や音声、クイズなどに変換できる点も利点といえる。専門書の内容を実務に応用する際、利用者の目的に合わせて情報を再構成できれば、知識を活用するまでの負担も抑えやすくなりそうだ。

一方、参照する書籍や情報源が限られている場合、AIが提示する内容にも偏りが生じるおそれがある。複数の専門家や出版物を扱う際には、見解や前提条件の違いを利用者自身が確認することも求められるだろう。

今後、第三者の購読サービスや企業向け調査レポートなどにも対応すれば、Expert Intelligenceを活用できる場面は増えていくと考えられる。
AIが情報を生成するだけでなく、利用者が指定した専門知識を継続的に参照する仕組みへ発展するかが注目点になりそうだ。

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